今回の記事を担当するのはたまエル(漢)よ。
ディズニープラスで配信されたマーベルドラマ『ロキ』。みんな観たかしら?
でもね…「時間線が複雑すぎて分からない!」って思った人、多いんじゃない?
そんなあなたのために、今回は“時間軸”と“マルチバース”の基本を
ロキ目線でわかりやすく解説していくわよ。読めばスッキリ、物語がもっと面白くなること間違いなしだと思うわ!
1. ロキから始まる「時間軸の分岐」とは?

『ロキ』の物語は映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の中で起こった「ひとつの行動」から始まるの。
それは…2012年のロキがテッセラクトを奪って逃げ出すという行動ね。
この時点で、もともと存在していた「正しい歴史」=聖なる時間線(Sacred Timeline)が分岐するの。
つまり、あのロキは「本来存在してはいけない分岐したロキ」…そう、変異体(ヴァリアント)ってこと。
この瞬間から、時間の秩序が崩れ始めるのよ。もうワクワクしてきた?
2. 時間変異体を取り締まる組織「TVA」とは?
ロキが逃げたことで登場するのが、時間変異取締機関「TVA(Time Variance Authority)」。
- TVAは「聖なる時間線」を管理している組織。
- 変異体を検知すると、時間線を“剪定”して本来の流れに戻そうとするの。
- モットーは「秩序こそすべて」。でもその正義はちょっと強引…
TVAにとってロキは“規則違反者”。でも、なぜか彼はすぐ処分されず、TVAに協力することになるのよね。
3. マルチバースって何?1分でわかる基礎

ここで『ロキ』最大のテーマ、マルチバース(Multiverse)の話よ。
簡単に言うと、マルチバースとは
「無限の数だけ存在する、別々の現実世界」のこと。
たとえば、あなたが朝パンを食べた世界と、食べなかった世界が同時に存在する…みたいな感じ。
『ロキ』ではこの“無限の選択”が、次々と異なる世界を生み出していくの。
そして…ロキ自身も、無数に存在するロキのひとりにすぎない。
いろんな“ロキ”と出会うことで、自分という存在を見つめ直すのよ。
4. ロキが出会った「別世界のロキたち」
『ロキ』シーズン1では、たくさんの“別のロキ”が登場するのが見どころ。
- シルヴィ:女性版ロキ。鋭い頭脳と強い意志を持つ。
- クラシック・ロキ:原作に近いコスチュームのロキ。
- キッド・ロキ:少年バージョンのロキ。
- アリゲーター・ロキ:ワニになったロキ(もはやカオス)。
このバリエーションの豊かさこそ、マルチバースの魅力なのよ。
でもね、どのロキも共通して「孤独・虚無・自己肯定感の低さ」を抱えてるのが、なんだか切ないのよね…。
5. 『ロキ』が他のMCU作品と違うところ
『ロキ』は、これまでのMCU作品とはひと味違うの。
その理由をまとめてみたわ:
- 「時間」をテーマにした哲学的なストーリー。
- 派手な戦闘よりも、キャラの内面や対話中心の構成。
- SF×ミステリー×神話…ジャンルMIXな魅力。
- 「自由意志」か「運命」かという深いテーマに切り込んでる。
他のシリーズでは“悪役”だったロキを、ここまで主役として深掘りした作品って、かなり珍しいのよ。
6. TVAの「真の黒幕」も見逃せない
シーズン終盤で登場する、TVAの背後にいた人物。
それが「在り続ける者(He Who Remains)」ね。
彼は時間線を一本に保っていた張本人。
でもそれって、自由を奪うことでもあるのよ。
彼の死によって、聖なる時間線は崩壊し、無限のマルチバースが解放されてしまうの。
もうここからは、カオスしかない未来ってわけ。
7. ロキが伝えたかった“選択”の意味
このシリーズの深いメッセージは、「選ぶことの重さ」だと思うわ。
どんな世界を選ぶか。
誰を信じるか。
自分が何者になるのか。
そのすべてが、未来を作るのよね。
ロキは言ったわ。「自分のままでいたい」と。
その選択こそが、彼をただのヴィランではなく、自分で運命を切り開く存在に変えたのよ。
8. 『ロキ』のマルチバースがMCU全体に与えた影響

©️MARVEL 公式サイトより
このドラマを境に、マーベルは「マルチバース・サーガ」へ突入していくの。
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、別世界のスパイダーマンが集結!
- 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でも時間軸が大暴れ!
- そして『アントマン&ワスプ:クアントマニア』では、在り続ける者=カーンが…
つまり、『ロキ』の出来事は、今後のMCU全体の核になる事件だったってわけ。
まとめ:マルチバースを理解すればロキがもっと好きになる!
複雑に思える時間線とマルチバースの世界。
でもロキの視点で見れば、そこには「自分とは何か」という
誰もが共感できるテーマがあるのよ。
もし「難しそう…」と感じて敬遠していたなら、今こそチャンス。
この混沌の世界の中で“あなた自身の物語”を見つけてみてちょうだい。
『ロキ』は、きっとそのヒントをくれるわよ。

