スターウォーズのキャプテン・ファズマとは
キャプテンファズマは、初めて描かれる女性のストームトルーパー。指揮官であり、普通のストームトルーパーより格上。指揮官らしく強そう、かつ、女性を思わせるスタイリッシュな外見。
これはきっと重要人物に違いない……
そう思いました。
意外と弱かったキャプテンファズマ
意味深なキャラクターだと思ったのも束の間、キャプテンファズマは、エピソード8でフィンにあっけなくやられます。フィンは元々下っ端のストームトルーパーです。ファーストオーダーでは掃除担当だったというセリフもありました。
指揮官なのに元掃除担当のノーマルトルーパーにやられてしまったキャプテン・ファズマ。最期は、仮面が壊れて女性の顔が覗きました。
結局、キャプテン・ファズマはなんのためにいたのか?
スターウォーズエピソード7『フォースの覚醒』公開時には、キャプテンファズマのグッズも多く見かけました。謎めいた重要人物に違いない、ファズマにそう期待していたのは私だけではないでしょう。しかし、結局は大した見せ場もなかった。女性という設定も活躍しないならあまり意味がない。
しかし思い返せば、スターウォーズ6のボバフェットもあっけない最期だったような気もします。それでもボバフェットは未だに一部からは絶大な人気があるようです。スターウォーズには、スピンオフ映画や小説など並行した物語があることもあるので、裏設定が存在していたり、今後新たな物語が加えられる可能性もあるでしょう。そうとしか言えない(笑)
スターウォーズ7、8でやりたかったこと
スターウォーズ続三部作7,8,9では、これまでになかった新しい時代の設定が多く存在します。脱走兵のストームトルーパー・フィンに、女性の指揮官・キャプテンファズマ。その他大勢だったストームトルーパーに新たな個性が吹き込まれています。他にも派手なカジノシティの裏に抑圧された子供たちの姿があったり、誘拐されてファーストオーダーに入れられた人もいます。
スターウォーズ世界も私たちの世界と同じように年月を重ね、扱う問題もよりデリケートになっています。スターウォーズ続三部作7,8,9では、これまで描かれなかった弱者や社会の多様性を描いたということでしょう。新シリーズで伝えたかったこと、やりたかったことは分かるのですが、時間の関係もありあまり細かいことまで描かれていないのがちょっと残念です。
とりあえず、7,8の段階では、見せ所もなく意外と弱かったキャプテンファズマ。エピソード9で回想があったり何か意味が与えられるのか?
しかし、今後の展開を考えるとそんな時間はとてもないと思います(笑)
スターウォーズ世界もマーベルのようにクロスオーバーしていたりするので、ボバフェットのようにどこかでまたスピンオフストーリーが出てくるのかもしれません。