この記事はより解説を分かりやすくするために、2024年に更新しました。
ディズニーキャラクター、スクルージとは?
ケチでお金大好きの億万長者という、ディズニーの中でも異色のキャラクターについて詳しく解説します。スクルージの年齢はもちろん、代表作、趣味や名言まで明らかになりますよ。
スクルージおじさんの基本プロフィール
氏名:スクルージ・マクダック
誕生日:1867年
デビュー年:1947年 (当時で既に80歳)
デビュー作品:コミック『Christmas on Bear Mountain』
出身国:スコットランド
動物:あひる
特徴:丸メガネにシルクハットにステッキ。上品な老紳士。
性格:億万長者。お金を愛してる。
趣味:金貨のプールで泳ぐこと、セールスマンを落とし穴に落とすこと
関係:ドナルドの伯父で、ヒューイデューイルーイの大伯父。※作品ごとに役柄は異なるが「ドナルドのおじさん」という設定だけは共通
代表作:ディズニーのクリスマスキャロル、わんぱくダック夢冒険(ダックテイル)、新ダックテイルズ
デビュー当時のスクルージのキャラクター
スクルージ・マクダックのデビューは、コミックからでした。ドナルドのコミックシリーズの一作に登場したようです。
当時の設定で80歳のスクルージは、最初からおじいちゃんキャラクターとして登場。
デビューコミック『Christmas on Bear Mountain』では、スクルージは偏屈で孤独なおじいさんという性格でした。
この頃からスクルージがドナルドとヒューイデューイルーイの親戚であるという設定は変わりません。
スクルージの名前の由来は?
スクルージマクダックのデビューはコミックでしたが、その後ディズニーの短編作品に出演し(日本未)。
1983年公開の映画『ディズニーのクリスマスキャロル』で一躍有名になりました。
スクルージといえば、映画『クリスマスキャロル』
ミッキーのクリスマスキャロルなら小さい頃に見たよ!という人もいるのではないでしょうか?
クリスマスキャロルの原作は、ディケンズの小説です。
あらすじは、エベニーザ・スクルージという大金持ちで意地悪で孤独な老人が、クリスマスイヴの夜に、三人のゴーストに出会って人生を見つめ直すというものです。
ディズニー版では、金持ちの老人役がスクルージで、ミッキー扮する貧しい父親の雇い主でした。
スクルージおじさんの名前の由来は、このエベニーザ・スクルージからきています。
ディケンズのクリスマスキャロルは名作として知られていたので、ディズニーのアーティストもそこから着想を得たのでしょうね。意地悪な金持ち=スクルージという方程式があったのです。
つまり、スクルージおじさんは、デビューからしばらく経って、自身の名前の由来になったキャラクターを実際に演じることになったというわけです。
そして、ドナルドのおじさんという設定も今は多くの人の知るところとなりました。
昔のディズニーアニメを観ていた世代なら『スクルージおじさん』と呼んでいるのではないでしょうか?
スクルージ・マクダック、ディズニー界で唯一無二のキャラクター
スクルージマグダックの何がディズニーの中でも異色で特別なのかって?
その理由を説明しましょう。
1. スクルージおじさんは、最年長のディズニーキャラクター?
よくアニメで使われる「スクルージおじさん」という呼び名ですが、これはスクルージが“おじさん”だからではありません。ドナルド達の親戚としての「伯父さん(叔父さん)」です。
スクルージおじさんは、実際には80歳以上のおじいちゃんなのです。
全体的に若々しいディズニー世界……。ほとんどのキャラクターは、デビュー年でお誕生日を祝ったりしていますが、実年齢は不明です。でも、どう見ても80超えのレギュラーキャラクターはいません。ディズニーの最年長者は、恐らくスクルージ・マクダックでしょう。
2.スクルージおじさんはヴィランではないが意地悪な性格
スクルージ・マクダックは、(基本設定は)意地悪で孤独を好む性格です。
スクルージが孤独を好むのは、人よりお金が好きだからです。「財産を分け合うのが嫌だから家族も持たない」というのだから徹底していますね。
『クリスマスキャロル』や『わんぱくダック夢冒険(ダックテイル)』では、スクルージの昔の恋人の存在が描かれていますが、やはりお金が原因で別れています。
ディズニーのレギュラーキャラクター(ミッキーやドナルド、グーフィーたち)の中で、孤独を好むようなキャラクターはいません。
唯一、ピートが意地悪な性格ですが、ピートは一応ヴィランと言えます。
家族と友達と愛を大切に♡が根本のディズニー界において、スクルージ・マクダックはまさに異色のキャラクターなのです。
3.実はスクルージおじさんは真面目な働き者
スクルージおじさんは、恐らくディズニー界の中で一番現実的なキャラクターです。
資産家でお金とビジネスの話をじゃんじゃんします。夢と魔法の世界の住人のくせに、いきなり資本主義を叩きつけてくるのです(笑)
しかし、裏を返せば、スクルージ・マクダックは、ディズニー界で一番真面目に生きているキャラクターとも言えます。
何しろ他のディズニーキャラクターときたら、ろくに働いていないからです。<え
短編の度に仕事が変わるミッキー、ミニー、ドナルド、デイジー、グーフィたち。これは、どうやら定職に就いていません(笑)
短編の設定上、仕事が変わるのは仕方ないとしても、ミッキーたちはどの作品でもほとんどの場合、貧乏暮らしをしています。
その点、スクルージさんは唯一まともな責任のある仕事らしい仕事をしています。それも身一つで成り上がったCEOです。
スクルージおじさんの名言
「働けば頭がスッキリする」
「若い頃はそれはもうがむしゃらに働いた」
スクルージマクダックは、『わんぱくダック夢冒険(ダックテイル)』のエピソードの中でこんな数々の名言を残しています。
スクルージおじさんの趣味と特技
スクルージおじさんの趣味であり特技でもあるのが、“金貨のプールで泳ぐ”という庶民には思いつかない代物。
スクルージおじさんを慕う甥っ子のヒューイデューイルーイが真似しましたが、硬い金貨の中で泳ぐのはおじさん以外には無理でした(笑)
スクルージ・マクダックは性格、背景、思想どれをとってもディズニーの中で唯一無二の異色キャラクターと言えるでしょう。
本当はミッキーが世界一の億万長者とかは言いっこなしです
マクダックス・デパートメントストアはディズニーシーにあるスクルージのお店
スクルージマクダックは世界一のお金持ちなので、そのビジネスセンスと知名度を買われて、東京ディズニーリゾートにもお店を出店しています。
場所ももちろん一等地。プロメテウス火山が見渡せる、ニューヨーク・アメリカンウォーターフロント。おそらく、一番資産価値の高い場所でしょう(笑)
ちょっとオタク的な感想を言わせてもらうと、ディズニーシー開園当初は、スクルージおじさんのグッズやお店のオリジナルブランドがあって結構面白いお店だったのですが、最近は商売に走ったのか? スクルージオリジナルグッズは消えて、ダッフィグッズに支配されちゃいました……。
スクルージよ…思い出せ… お前が誰か…
たとえお店がダッフィだらけになろうとも、ビジネスチャンスを逃さないあたりはさすがスクルージ社長と言うべきか。。
スクルージおじさんファンとしては、もっとスクルージオリジナルグッズを増やしてほしいです。
スクルージはディズニーシーでもグリーティングで会えることがある
レアキャラになってきたスクルージおじさんですが、今でもアメリカンウォーターフロントではスクルージ社長本人に会えることがあります。会えるとめちゃくちゃうれしい!
特にクリスマス時期になると、スクルージおじさんのグリーティングが増えたり、ショーに出て来るので狙い目です。