映画『シビル・ウォー』でアイアンマンとキャプテン・アメリカが戦ったとき、強かったのはどっち?本当に勝ったのは? 総合的に考察していきます!
歴代アイアンマンスーツの強さ
アイアンマンスーツはトニー・スタークがすべて自作しています。
その数、『エンドゲーム』までで、なんと全部で85種類!
アイアンマンはスーツによって強さがかなり異なる厄介なキャラクターなのです。
初期のアイアンマンスーツ3選
これらは初期モデルで印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
- マーク1 映画『アイアンマン』
記念すべきマーク1は、トニー・スタークがテン・リングスというテロ集団に捕らえられた際に、脱出用として作られました。色もついておらず、見た目はまさに”鉄”です。
- マーク3 映画『アイアンマン』
アイアンマンが赤とゴールドのカラーリングになったのはマーク3から。
映画『アイアンマン』で試行錯誤しながら完成させた初代のスーツです。 - マーク6 映画『アイアンマン2』『アベンジャーズ』
マーク6は『アイアンマン2』の最終スーツ。『アベンジャーズ』にも登場しますが、最終的にこのスーツは戦闘不能に。
トニーの不安から生まれた「アイアン軍団」のスーツ
『アイアンマン3』ではたった1作でアイアンマンスーツが大量に出てきます。
トニー・スタークはこの時期大きな不安を抱えていました。世界や大切な人を守らなければという使命感で取り憑かれたようにスーツを大量生産します。スーツの数を見れば、トニーが抱えていた不安の大きさが分かるでしょう。
基本スーツをいくつかピックアップして紹介します!
- マーク17「ハートブレイカー」
- マーク33「シルバー・センチュリオン」マーク33は、原作にも登場し、比較的有名なスーツです。
- マーク42『アイアンマン3』のメインスーツ
『アイアンマン3』でのメインスーツがマーク42です。センサーに反応して自動装着ができるようになりました。
これら『アイアンマン3』に出てきたスーツたちは、まとめて「アイアン軍団」と呼ばれています。人工知能J.A.R.V.I.S.を搭載しているのも特徴です。
さあ、アイアイマンをおさらいしたところで、本題に戻りましょう。
キャプテン・アメリカと戦ったアイアンマンスーツ
『シビル・ウォー』でキャプテン・アメリカと戦った重要なアイアンマンスーツの番号は、マーク46。
これまでの人工知能J.A.R.V.I.S.に替わり、人工知能F.R.I.D.A.Y.を搭載しています。
人工知能が変わったということと、キャプテンと戦ったということで、このスーツはひとつの節目的な役割がありますね。
キャプテン・アメリカとアイアンマンはどっちが強かった?映画『シビル・ウォー』より
『シビル・ウォー』での戦闘は拮抗したものの、最終的にはキャプテン・アメリカが勝利しました。
じゃあ、アイアンマンよりキャプテン・アメリカのが強いじゃん?
そう思いますよね。でも、ちょっと待ってください!
あの時、アイアンマンはキャプテン・アメリカとバッキー(ウィンターソルジャー)二人を一人で相手にしていました。アークリアクターを攻撃したキャプテン・アメリカの勝ち方も、あの状況下では卑劣だったと言えます。
個人的には、2人相手に拮抗したアイアンマン・マーク46の戦闘能力がキャプテン・アメリカより上だったのでは?と考えています。
映画『シビル・ウォー』の考察
キャプテン・アメリカとアイアンマンなら「アイアンマンの方がほんとは強かったんだ!!」と個人的には思っています。なぜそう思うか個人的な感想を少しだけ書きます。
キャプテン・アメリカがおかしい
映画『シビル・ウォー』のキャプテン・アメリカは始終暴走気味です。
バッキーとの友情は理解できるものの、ヒーローなのに犯罪者になってしまいました。一番よくないのは、チームを自ら分裂させるような行動に走ったことです。
トニーは映画内で少なくとも3回はキャプテンに譲歩したと思うのですが、キャプテンは逆ギレしました。さらにアベンジャーズ仲間同士の対決のあと、逃走。
一応目的はあるにせよ、あの行動はいつものキャプテンらしくないと思いました。
アークリアクターにとどめは卑怯すぎる
さんざんイザコザがあったあと、最終的にはトニーがキャプテンを助けに行きます。そこで追い打ちをかけるようにバッキーの秘密が明らかになります。トニーの両親はバッキーに襲撃されていたのです。
洗脳されていたバッキーに罪はありません。でも、一番の被害者であり、同情されるべきはこの状況ではトニーでしょう。当然、トニーは目に見えて動揺していました。
しかし、キャプテンは再びバッキーの味方をし、あろうことか二人でトニーをボッコボコにしました。このシーンはええー!と叫びました。ありえないでしょキャプテン・アメリカ!と。
自己防衛にしてもやりすぎています。アークリアクターを攻撃するのは明らかにやりすぎでしょう。
アイアンマンの生命線・アークリアクターを攻撃すれば、下手すると死に至ります。そんなこと、キャプテンなら知っていたはずでは?
『エイジ・オブ・ウルトロン』でトニーは反省気味
普段はお調子者のあのトニー・スタークが『シビル・ウォー』ではなだめ役に回っています。
『エイジ・オブ・ウルトロン』でウルトロンを作り出し、ソコヴィアを壊滅させてしまった件があるからです。彼なりに反省しているのでしょう。
そのため『シビル・ウォー』のトニーはキャプテンにいつもより弱腰です。
対して、「すべては親友のバッキーのため」という大義名分があるキャプテンは、いつもより強気です。
最後の話し合いの時に「俺はちがう(友達じゃない)のか?」と悲しそうに言ったトニー・スタークの方に私は同情しました。
キャプテン・アメリカは勝ったけど負けた
キャプテン・アメリカはアイアンマンに勝ったと言えるでしょうか。この状況をすべて整理してみましょう。
まず、トニーはソコヴィアの件を反省していて強く出られず、キャプテンアメリカに気を遣っている状況でした。
次に、キャプテン・アメリカはバッキーと2人でアイアンマンをボコボコにしました。2対1の構図でしたが、戦闘は拮抗していたので、1対1ならキャプテンが負けていたのでは?と思います。
最期に、友達としての仁義を通そうとしぶしぶ助けにきたアイアンマンのリアクターをキャプテン・アメリカは攻撃しました。しかも、両親の件でショックを受けているタイミングで。これは卑怯! 急所を攻撃したあと救助もせず、キャプテン・アメリカは立ち去りました。
その後、キャプテン・アメリカは雲隠れしてしまいます。ある意味、逃げたように思います。
キャプテン・アメリカが負けた証拠
その証拠に、キャプテンはトレードマークの盾を置いて去りました。
後日、トニーに謝罪の手紙を一応送っています。キャプテンも自覚して反省していますから実質アイアンマンの勝ちでしょう。
時は経ち『インフィニティ・ウォー』。キャプテン・アメリカは、ひげボーボーで登場しました。キャプテン・アメリカのユニフォームも脱いでいます。
コミック版でも、キャプテンがユニフォームを脱いだ回があるそうです。彼がアメリカの国旗が入ったユニフォームを脱ぐというのは「キャプテン・アメリカ」という象徴をやめる意思表示に他なりません。
コミック版ではアメリカへの愛国心が揺らいだ時に自らスーツを脱いだそうです。映画版では逆で、『シビル・ウォー』でのやらかしにより国から隠れる身だったからですね。反省していたのもあるんでしょう。
以上、キャプテンアメリカとアイアンマンはどっちが強いのか? アイアンマンスーツと映画『シビルウォー』を考察しました。対決ではキャプテン・アメリカが勝ちましたが、実質アイアンマンの勝ちだったと思います。