スターウォーズを観る理由、その魅力
神話のように壮大な世界と時間軸を持つスターウォーズは叙事詩とも言われる。みんなの心に当たり前にいるレイア姫、ルーク、ハンソロが活躍したのも遠い昔。今はおじいちゃんおばあちゃんになり、次の子供世代へと物語が続いている。
現実世界でも第1作目(エピソード4)の公開は70年代。俳優達も実際に歳をとり、私達も……三世代に渡る歴史的大神話にリアルタイムで立ち会っていると思うとワクワクしないだろうか?
サイト管理人
スターウォーズ9の感想を映画館に連続2回行った私が語ります。
スターウォーズ9「スカイウォーカーの夜明け」のネタバレを少し含みます。
スターウォーズ9は、旧三部作と新三部作、続三部作を繋げて九部作へと昇華させた
- 今の続三部作に直接関係してくるのは旧三部作。私ももちろん4〜8までを改めて通し見してから映画館に行きました。が、スターウォーズ9を観た後は、新三部作の方も含めてさらに全て通しで見たくなった。すべてが繋がったような気がします。
エピソード9大興奮シーン:カイロレンとレイ二人の共闘
- カイロレンがレイの元に駆けつけ、二人でうなづき合い、いっきに敵を倒しにかかる!このシーンには大興奮。レイがカイロレンにジェダイの青いライトセーバーを渡したのもかっこよかった!エピソード8でもレイとカイロレンが力を合わせて闘うシーンがありますが、今回は二人とも「ジェダイ」としてダークサイドに立ち向かうのです。
エピソード9感動シーン:レイに呼びかける歴代ジェダイ
- 倒れたレイにアナキン、オビワン、クワイガンなど歴代ジェダイの声が聞こえてくる……。必死に声を判別しようとしたけど、1回目は感動で泣いていてヨーダくらいしか確信持てませんでした(笑) 2回目で分かったアナキンのセリフが好きだったので、あとで引用します。
エピソード9興奮&感動シーン:最後に集結した元共和国
- ランドとチューイの声がけに、銀河中から民間船が集まったところは何度見ても感動!!
- 戦争がまだ始まっていない時代を思い出しました。昔は共和国だった、帝国やファーストオーダーに支配された今もまだみんな希望を捨てていなかった。
やっぱり最強の悪役が必要
まさか黒幕があの人とは…… スノークの正体は?スターウォーズ9直前対策で予想を立てていましたが、可能性としては一番低いと思っていました。
オープニングロールで「パルパティーン」とばっっちり言われてしまった時は映画館で声出しそうになりました。絶対面白いと確信。やはり、悪役は最強じゃないとね!
パルパティーンの真価は新三部作にあり
- ここにも新三部作を見直したくなる理由があります。新三部作エピソード1,2,3は、パルパティーンの物語でもあるからです!
- パルパティーンの恐さは動ではなく静。直接手を下すことが少ないのでバイオレンス的な恐さはあまりないのですが、陰で全てを操っているのがこわい。数十年かけて計画を遂行する執念深さもまた恐し。
スターウォーズはスカイウォーカーの物語
スターウォーズは「スカイウォーカー」の物語だったと言えます。こう考えると、急に旧三部作、新三部作、そしてこの続三部作が繋がって、9作で1つの壮大な物語のように思えるのです。
ダースベイダーが成し遂げられなかったこと
- スターウォーズと言えば、ダースベイダー。そして、ダースベイダーは当然、元祖スカイウォーカーでもあります。
- 「選ばれし者」と預言されていたアナキン・スカイウォーカーは、ダークサイドに堕ち、エピソード6の最後に間違いを正し、ようやくフォースにバランスをもたらしました。
- ダースベイダーの無念は、シスにとっては連合軍に負けて支配帝国を完成出来なかったこと。これはエピソード9でパルパティーンも言っていました。「ベイダーが成し遂げられなかったことを成せ」と。しかし、ダースベベイダー(アナキン・スカイウォーカー)が本当に悔いていることは、ダークサイドに堕ち、正しい選択が出来なかったこと。最後には正しい選択をしたけど、結局命をかけて倒したパルパティーンも今回生きていた。
- レイとベンに、スカイウォーカーの意志を繋いでフォースにバランスをもたらしてほしい、と思っているのは他の誰よりもアナキン・スカイウォーカーだったのではないでしょうか。
- レイに呼びかける歴代ジェダイの声のうちの一つです。
フォースにバランスをもたらして。僕がそうしたように
by アナキン・スカイウォーカー
タトゥイーンには太陽が二つ
- アナキン・スカイウォーカーとルーク・スカイウォーカーの故郷タトゥイーンには、太陽が二つ見えます。
- 全9部作の最後にあたるスターウォーズ『スカイウォーカーの夜明け』はタトゥイーンの二つの太陽を観ながら幕を閉じます。
- 太陽は光。光はフォースの闇と対極にある希望を意味しています。アナキンもルークもレイもジェダイの希望の光と期待されていました。ただ、忘れてはいけないのが、エピソード9にはもう一人のヒーローがいます。タトゥイーンの太陽は2つ。それは、カイロレンとレイという二つの希望、つまり、二人のスカイウォーカーを暗示しているのではないでしょうか。
以上、語りきれませんが、スターウォーズ9は最高でした!あまりの興奮に映画館に2日連続で行きましたが、まだ行くことでしょう(笑)
正直期待してなかったエピソード7,8,9というスターウォーズ続三部作は、最終作のおかげで大好きな作品になりました。