ワンダヴィジョン のCM伏線シリーズ。第3話で出てきた『ヒドラ・ソーク』の謎が意外なところで解けました!
「ヒドラ・ソーク」がドラマ『エージェント・オブ・シールド』に登場
『ワンダ・ヴィジョン』とは関係ないと思って見ていた『エージェント・オブ・シールド』にまさかの伏線がありました。
『エージェント・オブ・シールド』を知らない方のためにざっくりドラマの説明を入れておきます。
ドラマ『エージェント・オブ・シールド』とは
『エージェント・オブ・シールド』はマーベルのドラマシリーズです。カンタンに言うと、アベンジャーズのスピンオフ作品のような扱いです。
主人公は、なんとフィル・コールソン。アベンジャーズを守る秘密組織S.H.I.E.L.Dの上官で、映画『アベンジャーズ』でも大活躍しました。亡くなったと思われていたコールソンですが…?
『エージェント・オブ・シールド』は、マーベルのドラマシリーズの中では一番長くシーズン7まで出ています。
つまり、『エージェント・オブ・シールド』は、アベンジャーズ結成時代からソコヴィア、その後まですべてを語り尽くしているドラマだと言えます。
さて、そんなエージェント・オブ・シールドに「ヒドラソーク」が出てきた経緯とは?
「ヒドラソーク」は『エージェント・オブ・シールド』シーズン4第17話に登場
流れがわからないと意味がないので、『エージェント・オブ・シールド』シーズン4第17話のあらすじをざっくり解説します。
コールソンたちは任務中に捕らえられ、仮想現実の世界に入ってしまった。そこはS.H.I.E.L.Dが悪の組織ヒドラに負けてしまった世界。日常は、ヒドラの厳しい監視下にあり、反乱分子を徹底的に見つけてはぶっつぶすオソロシイ世界だ。
コールソンは記憶を変えられ、S.H.I.E.L.Dのエージェントではなく、ふつうの学校教師として生きているが、正気を失ってはいなかった。どこかで世界がおかしいと感じている。
そんな中、現実世界から仲間が助けに来た。仲間の説得で記憶の断片を少しずつ思い出していくコールソン。コールソンは意外な陰謀論を口にします。
「洗脳石けんで気づくのが遅れた」と。
え、石けん?まさか……
「ヒドラは石けんに薬を混ぜ、皆の記憶を操作しているんだ」
ヒドラの石けん……
ヒドラソークじゃないですかー!!!!!
賢いコールソンはヒドラの石けんを使うのをやめて、手作りしているから洗脳が薄まっていたそうです。
「ヒドラソーク」とは洗脳石けんのことだった
「ヒドラソーク」はヒドラがばら撒いている石けんで、洗脳効果が入っているとのことです。
『ワンダヴィジョン』ではCMで出てきたのみで何も語られず、『エージェント・オブ・シールド』でも出てきたのはこの回のみです。
ヒドラはもっと強硬な手段で人を支配していますが、石けんという日用品で思わぬ洗脳副業もやっていたんですね。
『エージェント・オブ・シールド』の世界で、ヒドラの石けんが支給されているのか売られているのかわかりませんが、おそらく石けんはこれしかないのでしょう。コールソンはわざわざ手作りしているくらいですから。他に選択肢なんてなく、みんな何も考えずに「ヒドラソーク」を使い、日常的に洗脳されているのです。
『ワンダヴィジョン』世界では、CMとして出てきたので「ヒドラソーク」は市販されている商品ですね。
キャッチコピーは「ヒドラソーク〜女神の入浴剤〜」でした。入浴剤ってことはバスクリン的なものの可能性もあります。どんな香りなんだろう。今度買ってみ……
はっ!
もう洗脳されるとこでした。
この「ヒドラソーク」の発見は『ワンダヴィジョン』のCMの謎がまた一つ解けただけでなく、MCUにとっても大きな意味があります。
『ワンダヴィジョン 』によって『エージェント・オブ・シールド』が初めてMCU入りした!
冒頭でも書きましたが『エージェント・オブ・シールド』は、あくまでスピンオフ作品でした。
スピンオフ作品とは、MCU映画の方には影響を与えない作品です。
つまり、一方通行だったんですね。ドラマは映画を反映するけど、映画にドラマは反映されないというルールがありました。
ただし、これも冒頭で少し触れたようにドラマ『ワンダヴィジョン』は別です。ワンダヴィジョンは本編扱いなので、今後公開されるフェーズ4の映画たちにがっつり反映される予定です。
その『ワンダヴィジョン 』に『エージェント・オブ・シールド』の設定が使われました。
「ヒドラソーク」が出てきたシーズン4は『ワンダヴィジョン 』よりずっと前に制作されたので、過去の設定が使われたってことになります。つまりMCU世界にドラマが影響を与えたのです。
『ワンダヴィジョン』を通して『エージェント・オブ・シールド』もMCUの一部になったのです。これまでのように一方通行ではなくなってきましたね。
ドラマが終わっても、こういった形で設定が使われたり、別の作品同士で伏線が回収されるなんてことがこれからも起こるでしょう。