クリスマスの恋愛映画レビュー『めぐり逢えたら』やっぱり最高

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トム・ハンクスとメグ・ライアンは、複数の共演映画があるハリウッドの「黄金コンビ」として知られています。

二人が共演した代表作は、なんといっても『めぐり逢えたら』(1993年)と『ユー・ガット・メール』(1998年)!! どちらもクリスマスシーズンに見たい定番映画として多くの人々に愛されています。

今日は、そんなトムとメグの名作『めぐり逢えたら』(1993年)を久々に見直して、やっぱり最高だったので、改めてレビューします!

トムハンクスとメグライアン主演「めぐり逢えたら」

『めぐり逢えたら』(1993年)。1993年とわざわざ書いているのは、似た名前のオリジナル映画があるからです。『めぐり逢えたら』は、1957年の映画『めぐり逢い』をヒントに作られました。

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作品中にもオマージュが出てくるよ

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『めぐり逢えたら』のあらすじ解説

90年代のラブコメは王道ストーリーが多いのが魅力ですよね♥

でも、よく考えてみると、『めぐり逢えたら』は結構エキセントリックなストーリーかも?

意外とエキセントリックなあらすじ

トム・ハンクス演じるサムは、最愛の妻を亡くし悲しみに暮れる男性。シアトルに住んでいる。メグ・ライアン演じるアニーは婚約したばかりの女性。
アニーは、ある日ラジオで「シアトルの眠れぬ男性」の切ないエピソードを聞く。それは、亡くした妻への変わらぬ愛情を語るサムだった。
ラジオのことが頭から離れないアニー。私は本当に運命の相手と出会ったのか? このまま結婚していいのだろうか? アニーはついに婚約を解消し、「シアトルの眠れぬ男性」に会いに行く。

こんな感じです。クラシックの名作だから王道かと思いきや、改めて考えると、ぶっ飛んだストーリーですよね。

メグ・ライアンじゃないと成り立たないヤバいヒロイン

ラジオを聞いただけで恋に落ち、婚約を解消するアニーはなかなかのエキセントリック。

あげくの果てには、ネットで身元調査、探偵を雇って尾行、「ニューヨークのエンパイアステートビルディングで会いましょう」という手紙を出す。

これは今の時代なら立派なストーカーでしょう(笑)

ところが、90年代のゆるさのせいかメグライアンのキュートさのせいか? どこにも嫌味やクレイジーさがなく、ロマンチックなストーリーになっています。

イケメンじゃないのにかっこいいトム・ハンクス

傷心中の男性もトム・ハンクスが演じると、すべての女性が同情し恋をしてしまう魅力的な男性になってしまいます。

トム・ハンクスって決してイケメンではないのにどの映画でも人に好感を与えてしまうから、本当に不思議……。

カーリー・レイ・ジェプセンのPVで踊ったり、ディズニーやアニメの吹き替え声優をしたりと、ユーモアがありそうな人柄も素敵です。

私はトムを観ると「アメリカ」を感じます。トムがコロナにかかったというニュースが流れたときは、全米が絶望したと聞きます。海外ドラマ『This is us』ではそのシーンがパロディになっていましたよ。

アメリカ人にとってもトム・ハンクスは特別な存在なんですね。

映画の原題は『めぐり逢えたら』ではなく『シアトルの眠れぬ男性』

実は『めぐり逢えたら』というのは、日本公開向けのタイトル。ハリウッド版原題は『Sleepless in Seattle』。訳すと「シアトルの眠れぬ男性」。

トム・ハンクスが演じるサムの傷心ぶりを心配した息子がラジオ番組で父親のことを相談します。サムにつけられたラジオネームが「シアトルの眠れぬ男性」でした。

次の日にはアメリカ各地の女性から問い合わせが殺到。ラジオを聞いて「シアトルの眠れぬ男性」に恋したのはアニー(メグ・ライアン)だけじゃなかったんですね。

邦題はおそらくこの映画のモデルになった、1957年の映画『めぐり逢い』を元に創作されています。

でも、原題の「シアトルの眠れぬ男性」もとても素敵なタイトルですよね。

トム・ハンクスとメグ・ライアン共演だからこそ「運命の2人」に思える

これまであげてきたように、『めぐり逢えたら』のストーリーとヒロインはかなりエキセントリックで、到底現実に起こりそうな話には思えません。

しかも、この映画のすごいところは、ラストシーンまでほぼ主人公2人の絡みがないところ。ラストシーンでやっとマトモに会話し、そこで映画が終わります。でも決して中途半端感とか、「意味深なエンディングにしてやったぜ」監督ドヤ感はありません。

最後には「うまくいってよかった」「幸せな映画を観た」と心から思えてしまうのです。

ありえない話でも、トムとメグが演じていると、ありそうな話に見える。 赤の他人が急に「運命の2人」に見えてくるから本当に不思議です。

トム・ハンクスとメグ・ライアンカップルの魅力

トム・ハンクスとメグ・ライアン共演の映画ってなんかものすごい自然ですよね。

2人とも大スターなのに親近感があって、みんなが感情移入しやすいのかもしれません。トムもメグも、私たちが主人公たちを好きになって応援したくなる「キュートな2人」を演じるのが本当にうまいんです。

ラブコメならではのユーモアある会話や仕草もいいですよね。ユーモアがあるからこそ、メグライアン役がストーカー女になったり、トムハンクス役が傷を負った暗い男性に見えたりしない。

トム・ハンクスとメグ・ライアンは、90年代の映画の王道さ、ハリウッド映画のおしゃれな雰囲気にとてもしっくりくる気がします。ニューヨークの景色にもぴったり!

『めぐり逢えたら』ニューヨークのシーン

『めぐり逢えたら』は永遠に古びない名作だと思います♥

トム・ハンクスとメグ・ライアンの共演作年代順リスト

  1. ジョー、満月の島へ行く(1990)
    当時からスターだったトム・ハンクスと、メグ・ライアンの共演第1作目。監督はなんとあのスティーヴン・スピルバーグ。日本では有名じゃないけれど、今見ると豪華すぎるメンバー。
  2. めぐり逢えたら(1993)
    2人の共演第2作目。この映画のヒットにより二人はハリウッドの『黄金コンビ』となる。メグライアンは「ロマンティックコメディの女王」「ラブコメの女王」と呼ばれるように。
  3. ユー・ガット・メール(1998)
    2人の共演3作目&『めぐり逢えたら』と同じ監督の作品。トムとメグのラブストーリー最高峰で、今でも色あせないクリスマスの名作。
  4. 涙のメッセンジャー 14歳の約束(2015)
    2000年代はメグライアンがラッセル・クロウとの不倫や整形?疑惑で低迷してしまったからか共演が少なくなりました。待ちに待った4度目の共演作です。

トム・ハンクスとメグ・ライアンについてもっと知りたい方はこちら

次は『ユーガットメール』を書けたらいいな♪

それでは、Hava a Nice Fligt!

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