まず最初にシリーズを超かんたんに紹介します。本についてすでに知っている人は「読む順番」まで飛ばしてOKです↓
ディズニーヴィランズたちの物語『みんなが知らない』シリーズとは
ディズニーヴィランズたちのスピンオフ小説
ディズニー映画において、主役はヒーローやディズニープリンセスたちが務めることが多く、これまで悪役たちについて多くは語られてこなかったと言えます。
しかし、この小説シリーズでは、そんな悪役たちを主役に据え、過去にさかのぼり、彼らが「ヴィランズ」に成り果ててしまった苦悩の人生を明らかにしています。
例えば、白雪姫の継母が美しさに執着し、意地悪になってしまった理由や、リトルマーメイドのアースラがアリエルを苦しめた理由などが、この小説シリーズにおいて語られます。
本シリーズを通じて、ディズニー映画に登場する悪役たちの背景や心情に迫ることができるため、悪役にも興味を持つ読者にとっては魅力的な作品と言えます。
➡︎1キャラクターにつき1冊という形でシリーズ化されています。ディズニー映画ファン、特に悪役好きにはたまらず本棚にまとめてコレクションしたい書籍シリーズだと思います!
原作は洋書。日本語版もあり!
ディズニーヴィランズシリーズは、日本のオリジナル作品ではありません。このシリーズは、アメリカンコミックのライターである「セレナ・バレンティノ(Serena Valentino)」が執筆した洋書が原作となっています。
➡︎幸い、日本でも講談社KK文庫で翻訳版が発売されているので日本語でも楽しめます。
書店では「児童書」のコーナーにあることが多いです!
『みんなが知らない〇〇』ヴィランズシリーズを読む順番
「みんなが知らない〇〇」のヴィランズシリーズは、現在6冊~8冊まで出版されています(2023年4月時点)。
このシリーズを愛読するファンの方は、順番に読み進めたいと思うかもしれませんが、このシリーズには巻数に番号がつけられていないため、注意が必要です。
読む順番オススメは洋書の発売順
1. 白雪姫の悪い女王(継母)
『みんなが知らない白雪姫 なぜ女王は魔女になったのか』
The Fairest of All: A Tale of the Wicked Queen__ (August 18, 2009)
2.美女と野獣のビースト
『みんなが知らない美女と野獣 なぜ王子は呪いをかけられたのか』
The Beast Within: A Tale of Beauty’s Prince__ (July 22, 2014)
「美女と野獣」のヴィランといえば、ガストンですが、変身前の高慢だった野獣をヴィランとして主役にしています。
3.リトルマーメイドのアースラ
『みんなが知らないリトル・マーメイド 嫌われ者の海の魔女アースラ』
Poor Unfortunate Soul: A Tale of the Sea Witch__ (July 26, 2016)
4.眠れる森の美女のマレフィセント
『みんなが知らない眠れる森の美女 カラスの子ども マレフィセント』Mistress of All Evil: A Tale of the Dark Fairy__ (October 3, 2017)
5.ラプンツェルの継母ゴーテル
『みんなが知らない塔の上のラプンツェル ゴーテル ママはいちばんの味方』Mother Knows Best: A Tale of the Old Witch__ (August 7, 2018)
6.奇妙な3姉妹の魔女の話
『みんなが知らない奇妙な三姉妹の話 本当の結末』
The Odd Sisters: A Villains Novel__ (July 2, 2019)
この巻だけは時に、前の巻を読んでからがオススメです!
7.101匹わんちゃんのクルエラ
『みんなが知らない101匹わんちゃん なぜクルエラは毛皮のコートに取りつかれたのか』
Evil Thing: A Tale of That De Vil Woman__ (July 7, 2020)
8.シンデレラの継母
『みんなが知らないシンデレラ なぜトレメイン夫人は冷酷な悪女になったのか』Cold Hearted: A Tale of the Evil Stepmother__ (June 26, 2021)
順番は絶対?一冊だけ読んでも分かる?
シリーズ全部を読むご予定なら、先ほど紹介した順番がオススメです。
おもしろさ・わかりやすさが全然ちがってきます!
でも、あまりディズニー映画を知らない場合やちょっと一冊だけ読みたい場合もありますよね。
好きなキャラだけ読むのもあり
このシリーズの場合、好きなキャラクターから読み始めるのもアリだと思います。
たとえば、あなたの知っているキャラクターがマレフィセントだけだった場合。4冊目のマレフィセントだけ読んでも大丈夫です。もしかすると、たまーに分からないキャラクターが出てくるかもしれませんが(大抵このシリーズのオリジナルキャラクター)、ストーリー自体は一話で完結するので、一冊でも楽しめそうです。
また、どの本も一応ディズニー映画をもとにして書いてあるので、映画もキャラクターも全然興味ない巻を読んでも分かりづらいかもしれませんもんね。
でも!6冊目の『みんなが知らない奇妙な三姉妹の話 本当の結末』だけは他の本どれかを読み終えてからの方が良いでしょう。
この「三姉妹」だけは、ディズニーアニメーションに登場しないキャラクターです。ディズニー映画にくわしい人でもこのヴィランズシリーズを読んでいる読者でない限り、この巻から読み始めるとわけがわかりません(笑)
次回作予想!新作が出るヴィランズは?
他に代表的なディズニーヴィランズとして人気があるのは、アラジンのジャファーやノートルダムの鐘のフロロー辺りなので期待したいですね。今のところ、まだ男性ヴィランは描かれていません。(美女と野獣のビースト以外)
『美女と野獣』の野獣の例を考えると、『アナと雪の女王』からエルサの物語が誕生するなんてこともありえるのではないでしょうか。映画製作当初、エルサは悪役として描かれる予定でした。野獣と同じで、葛藤を抱えるディズニープリンセスです。
➡ちょっと予想的中!?
「みんなが知らない アナと雪の女王 なぜエルサは生まれたのか」が発売されました♪
さすがにヴィランズシリーズとは表紙のテイストが異なるようです。
みんなのオススメする読む順番:レビューより
これまで私オススメの読む順番を紹介してきましたが、Amazonレビューを読んでいると「(日本の)発売順に読んだ」「好きな映画のキャラクターから手にとった」「読んだあとに映画をあらためて観た」などさまざまな意見があります。
本の感想自体も参考になりますね!
わたしも1冊ずつ魅力をこのブログにてレビューしていく予定ですので、よかったら読んでください。
以上、今日は「ディズニーヴィランズ本を読む順番」について詳しく解説しました!
Have a Nice Flight! ✈︎