今回はディズニープリンセス達の出身地、物語の舞台になった世界の国について。海外がテーマのたまランドらしく世界の国×ディズニープリンセスについて深く掘り下げていきたいと思います!
ディズニーはファンタジーの世界なので、物語上での国(アナ雪で例えるなら「アレンデール」)と、現実世界でモデルとなった国(アナ雪では「デンマーク」)の両方を書きました。映画によって同じ場合もあれば、不明の場合もあります。
今回はディズニークラシック作品のプリンセス編。白雪姫、シンデレラ、オーロラ、アリエル、ベル、ジャスミンまでを詳しく特集します。
ディズニー最初のプリンセス「白雪姫」
白雪姫は最初のディズニープリンセス。可愛らしいドレスも特徴的です。
プリンセス「白雪姫」ディズニー世界での出身国・生まれ育ち
- (ディズニー世界の中での)白雪姫の出身国はドイツ。
- 白雪姫はその名の通り、姫。幼い頃からお城で育った生粋の王家出身。「白雪姫」とは通り名のようなもの。雪のように白い肌を持つから白雪姫と慕われていた。
- お城育ちだからか純粋無垢で人を疑うことを知らない。同じお城に住む継母に召使いにされても井戸で歌い、初対面の王子様に恋をし、7人の小人たちと暮らしちゃう。
- そんな白雪姫は、ドイツのお城で育ち→近くの森にある小人の家に住み→最後は王子様が住む別のお城へという人生を辿る。王子様が他国の王子様なのかドイツ内の別の貴族なのかは不明。ただ馬で移動出来る距離なのは確か。
ディズニー映画と原作『白雪姫』舞台モデルとなった実際の国
- (現実世界で)『白雪姫』のモデルとなった国もドイツ。
- 原作『白雪姫』はグリム童話=ドイツの民話。白雪姫もドイツのお姫様のおとぎ話として語り継がれてきた。
- ドイツの中でもさらに地域が推測されている。専門家によると、原作白雪姫のモデルはドイツ・ブリュッセルに実在した姫ではないかという説がある。
- ディズニー映画も原作通り、舞台のモデルはドイツ
- その証拠に、WDW(ウォルト・ディズニー・ワールド)のエプコット・ドイツ館には白雪姫がいる
すべての女の子の憧れ「シンデレラ」
東京ディズニーランドのシンデレラ城になじんだ私たちには昔から憧れのプリンセスですね。
プリンセス「シンデレラ」ディズニー世界での出身国・生まれ育ち
- (ディズニー世界の中での)シンデレラの出身国はフランス。
- シンデレラは継母と義理姉達の召使いというイメージがあるが、実は良家の生まれ。住んでいるお屋敷も家名も、シンデレラの実のお父さんのもの。
- 映画シンデレラの冒頭に、お父さんとシンデレラの幼少期が出てくる。お屋敷に住み、上等な洋服を着て、馬も飼っている。幼少期のシンデレラは姫でこそないものの、まさにお嬢様。
- そんなシンデレラの出身国はフランス。一応、フランスの良家出身と言える。ただし、実の父母が亡くなり家は継母に乗っ取られたので、良家改め・名無しの召使いからのスタート。
- 相手のプリンス・チャーミングは正真正銘の王子様なので、召使い→姫に大出世する。「シンデレラストーリー」という言葉の生みの親。
ディズニー映画と原作『シンデレラ』舞台モデルとなった実際の国
- (現実世界で)『シンデレラ』のモデルとなった国もフランス。
- 原作はフランス童話「サンドリオン(灰かぶり姫)」。シンデレラの物語自体もフランスが舞台とされている。
- ディズニー映画も原作通り、舞台のモデルはフランス。
- その証拠に、WDW(ウォルト・ディズニー・ワールド)のエプコット・フランス館ではシンデレラに会える。
シンデレラ城のモデルはどこの国?
- 東京ディズニーランド含め、世界のディズニーランドテーマパークにあるシンデレラ城のモデルは、ドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城。
- つまり、シンデレラの出身地と物語の舞台はフランス。だが、テーマパークにあるシンデレラ城のモデルはドイツである。
姫と農民の娘、二つの顔を持つ「オーロラ姫」
オーロラ姫は眠れる森の美女のプリンセス。長身で細身のキリッとした美女です。
プリンセス「オーロラ姫」ディズニー世界での出身国・生まれ育ち
- (ディズニー世界の中での)オーロラ姫の出身国はヨーロッパ、もしくは、ファンタジーランド。
- オーロラ姫は映画『眠れる森の美女』のプリンセス。ブライア・ローズという別名もある。
- 生まれはお城、一国のお姫様として生まれた正真正銘の王族。父は国王ステファン、母は王妃リア。決められているフィアンセは隣国のフィリップ王子。
- しかし、お城育ちではなく、森の農民の娘として育てられる。自分が姫だと初めて知るのは16歳。
- 血統は王家、育ちは庶民というタイプ。後のラプンツェルもこのタイプです。
- 出身国はヨーロッパの架空の国
ディズニー映画と原作『眠れる森の美女』舞台モデルとなった実際の国
- (現実世界で)『眠れる森の美女』のモデルとなった国はフランス、もしくは、不明。
- 原作『眠れる森の美女』はシンデレラと同じシャルル・ペローのフランス童話。
- 原作はフランス産だが、シンデレラは舞台がフランスとされているのに対し、眠れる森の美女は舞台の国が不明。
- ディズニー版でも、国は明記されていない。登場人物の名前からヨーロッパ圏のどこがモデルになっているのは確かだが……。
- ディズニーテーマパークでもオーロラ姫の現れる場所はファンタジーランドなど。「どこか遠い遠いとある国」というおとぎ話設定。
ディズニー版「眠れる森の美女」のモデルになった国を勝手に推測
- ディズニーアニメーション版の眠れる森の美女のデザイン・配色は、フランスよりもドイツ的。
- 直線的なデザインの衣装やお城。背景デザインのアーティストも「直線を意識」しており、これまでのディズニープリンセスの柔らかい雰囲気と異なる世界観を持っている。
- 曲線モチーフを多様するフランスとは明らかに異なる。
※ただし、原作がフランスなので、フランスが舞台国となっている場合もあります。オーロラ姫の出身は、ファンタジーランドかヨーロッパとしておくのが差し障りないでしょう。
陽気な海底世界のプリンセス「アリエル」
アリエルは無邪気で明るい海のプリンセス。陽気な海の世界にも惹かれちゃいますね。
プリンセス「アリエル」ディズニー世界での出身国・生まれ育ち
- (ディズニー世界の中での)アリエルの出身国は海の王国。ディズニーシーでいうならマーメイド・ラグーン。
- アリエルは海の王様トリトンの娘。7人姉妹の末っ子。ということで、アリエルも王族育ちのお姫様。
- 人間の世界に憧れながら、海のお城で育つ。地上には海辺の王国、エリック王子の国がある。
ディズニー映画と原作『リトル・マーメイド』舞台モデルとなった実際の国
- (現実世界で)『リトル・マーメイド』の舞台となった国はアトランティカの海。原作でモデルとなった国は北欧の海。ディズニー版でモデルとなった国はおそらく南欧の海。
- リトルマーメイドの原作はアンデルセン童話の『人魚姫』。ハンス・クリスチャン・アンデルセンはデンマークの作家。つまり、原作はデンマークのおとぎ話だ。
- 舞台となった国は明記されていないが、やはりデンマークなど北欧辺りの海がモデルだと考えられている。
- 海の王様トリトンが治める海はアトランティカ。ということで、アリエルの出身は、アトランティカの海とも考えられる。
- ディズニー版リトルマーメイドも国は明記されていない。とあるところの海の王国。だが、作品全体が北欧というよりは南欧風。原作に比べると、暖かい陽気な海が描かれている。
- もともと暗い結末の原作をディズニー版ではハッピーエンドに変えたので、物語の舞台も冷たい北欧の海から暖かい南欧の海に変更したと思われる。
本好きで聡明な町娘「ベル」
本好きで聡明なベル。美しいだけではない魅力があります。
プリンセス「ベル」ディズニー世界での出身国・生まれ育ち
- (ディズニー世界の中での)ベルの出身国はフランス。
- 『美女と野獣』のプリンセス・ベルは、初めての王族ではないプリンセスだ。貴族でも良家のお嬢様でもない。『美女と野獣』で貴族なのは実は王子様である野獣の方だからである。
- ベルは、フランスにある小さな田舎町の出身。お姫様ではなく、ごく庶民の家で育った娘なのだ。
ディズニー映画と原作『美女と野獣』舞台モデルとなった実際の国
- (現実世界で)『美女と野獣』のモデルとなった国もフランス。
- 原作『美女と野獣』はフランス生まれの物語。
- ディズニー版でも他の派生作品でも、物語の舞台はフランス。
- ベルは、ディズニー映画『ノートルダムの鐘』に”隠れベル”として登場する。パリが舞台であるノートルダムの鐘に、同じくフランス出身のベルが登場するという制作者達の遊び心だ。
- WDW(ウォルト・ディズニー・ワールド)のエプコット・フランス館にももちろんベルがいる。
ゴージャスで大胆な砂漠のプリンセス「ジャスミン」
ジャスミンはディズニープリンセス史上、最もお金持ちでゴージャスなアラビアのお姫様です。
プリンセス「ジャスミン」ディズニー世界での出身国・生まれ育ち
- (ディズニー世界の中での)ジャスミンの出身国は、砂漠の王国アグラバー。
- 映画『アラジン』のプリンセス・ジャスミンは、他と比べても身元がかなりハッキリしている。砂漠の王国アグラバーの姫君だ。
- 父はサルタン国王。ジャスミンに伴侶を見つけるために周辺国から王子を募っている。母は描かれていない。
- ジャスミンは生まれた時からお城で暮らす箱入りお姫様。ゴージャスなアクセサリーに立派な宮殿、ペットはトラのラジャー。ディズニープリンセス達の中でもトップクラスで裕福な正真正銘の王族。石油がとれそうなエリアだけに王家の財力も他とは違いそう(笑)
- ディズニー映画で初めての有色人種のプリンセス。異彩を放つゴージャスさ。
ディズニー映画と原作『アラジン』舞台モデルとなった実際の国
- (現実世界で)『アラジン』の舞台となった国はアラビア。原作の舞台は明確で、ササン朝ペルシャ。ディズニー版ではイスラム圏の国々を参考にしたと思われるが有力候補はアグーラ。
- アラジンの原作は『千夜一夜物語』と『アラジンの魔法のランプ』。イスラム圏の説話集である。
- ディズニー版『アラジン』の舞台、アグラバーは架空の国。しかし、モデルはタージマハルのあるアグーラとされている。
以上、ディズニー映画クラシック作品、プリンセス達の出身国についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ディズニー映画も原作のモデル国を守っていることが多いようですが、プリンセスごとにそれぞれ違いがあって面白いですね。プリンセスも最初から王族の場合、育ちは庶民の場合……様々です。
続編では、アラジン以降、ポカホンタス、ムーラン辺りのプリンセスも取り上げていきたいと思います。
それでは、今日はおとぎ話の締め括りのこの言葉で
Happily Ever After!*・゜゚・*:.。..。.☆
参考文献:
wikipedia
ディズニーアニメーション大全集
ありがとうございました
ディズニープリンセスのモデル・舞台の国は?1〜クラシック作品編〜
ディズニープリンセスの生まれ故郷、舞台の国は?2〜異色のディズニー中期作品編〜
ディズニープリンセスの生まれ故郷、舞台の国は?3〜ディズニー近年作品〜