ジャングルクルーズが出来るまで〜ディズニーアトラクションのトリビア〜

東京ディズニーランドにもあるジャングルクルーズは、ウォルト・ディズニーが直接作った古株アトラクションです。2021年に実写映画化もされましたね!

なぜこんなに愛されるのか? 実は、ジャングルクルーズの制作は「制作自体がギャグ?」ってほどたくさんの苦労やアクシデントが詰まっているのです。

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ちゃんたま

ジャングルクルーズの制作秘話、仕掛け、ウォルトの想いなど…ジャングルクルーズの裏話をおもしろく・わかりやすく・た~っぷりお届けします!

ウォルトディズニーの無茶ぶりで砂漠にジャングルを作るハメに?

映画「アラジン」砂漠とジーニー
カリフォルニアは砂漠状態だった

すでにアニメーションで莫大な成功を収めていたウォルト・ディズニーでしたが、次の夢はテーマパーク。

最初のジャングルクルーズ構想は、1950年代初頭。ほとんど砂漠とオレンジしかなかったカリフォルニアに「ジャングル作るぞー!」ってものだった。どうやってカラカラの砂漠を木と水溢れるジャングルにしてボートを浮かべるのか??

ウォルトが用意した製作期間は、たった1年!

アナログ作業すぎてビビる初代ジャングルクルーズ

棒きれで川のラインを引いたらしい

ジャングルクルーズのカンタンな作り方↓

  1. 現場を視察に行く。<ウォルトさん「うん、見事に砂漠だ」
  2. スタッフがその辺の棒きれを拾って、砂漠に線を引く。<ウォルトさん「いいね!見えてきた!」
  3. ブルドーザーでその線に沿って川を掘っていく。<ウォルトさん「川の完成だ!」

え…アナログすぎィィィ!!

手違いで木がなくなる事件

前例もなかったジャングルクルーズ計画は、アクシデントだらけ。

砂漠状態の土地に木を増やさないといけない。もともと生えていた木をできる限り残すのも大切な作業だった。そこで、残す木に緑、倒す木に赤のマークをつけた。

が、ブルドーザーの運転手が色弱ですべてなぎ倒してしまった!!!

ギャグかwwwww
これはどうやら実話らしい。

木を高速道路から盗んだ!?

ブルドーザー運転手が色盲とは予想外だったが、とにかく木を増やさないといけない。世界各地を回って本物のジャングルの木も集めたが、まだまだ足りない。

ウォルトは、ロスに新しくできる高速道路の建設に目をつけた。高速道路建設でなぎ倒される木を、撤去される前日に行ってもらってきたのだ。何度も往復し、木を運び出したそうな。
ディズニーは木が欲しかったのだが、結果的に木を保護した。

マジですごい発想…。

ジャングルクルーズの水が緑色な理由

アトラクション・ジャングルクルーズ
東京ディズニーリゾート公式サイトより

動物好きだったウォルトは、『バンビ』や『ジャングル・ブック』などアニメ映画の制作を通して、ジャングルクルーズを作りたい!って思いました。

 最初は本物の動物を使おうとしていた

ウォルト・ディズニーは、当初、「ジャングルクルーズに本当の動物を」と考えていた。

でも実際、動物は夜行性だし、あらゆる問題が生じ、すぐに無理だと分かった。
そこで「ロボット動物作るしかない!作ろう!」とウォルトさんは言い出した。誰も作ったことないのに…。

当時の技術でフルロボットは無理だっ

当時の技術で自立できるロボットはムリだった。なんせ棒きれで川の線を引いていた時代ですから…。

そこで、オーディオアニマトロニクスで首だけのキリンや半分のカバなどを作った。そして、木で隠したり、水の中に機械装置を隠すことにした。

そう、ジャングルクルーズの水が緑色な理由は、水の中に沈めた装置を隠すため!!

最初は真面目すぎるアトラクションだった

ディズニーアトラクションの映画『ジャングルクルーズ』
Disney+ (ディズニープラス)公式サイトより

ジャングルクルーズは教育的なアトラクション

純粋に動物好きだったウォルトは、ジャングルクルーズを教育的なアトラクションにした。

当時、海外旅行なんてできなかった庶民のために「気軽に世界旅行を体験させてあげたい」という夢もあった。

ウォルトのジャングルクルーズ構想は大成功。砂漠の地に突如現れた本物のジャングルに人々は押しかけた。

ギャグを盛り込んだのは、巨匠マーク・デイビス

最初こそ大盛況だったものの、ウォルトさんは満足しない。みんな一回乗ったら満足してしまうのだ。「リピーターが少ないってことはつまらないのでは?」と、悩み始めた。

そこでイマジニアのマーク・デイビスに相談した。マーク・デイビスさんは、マレフィセントやティンカーベル、クルエラなど魅力的な女性キャラクターをデザインしたことで知られる伝説的なアニメーター。実はユーモアセンスもあり、ギャグを考えるのも得意だった。

マーク・デイビスはウォルトに言った。
「ジャングルクルーズはユーモアがなくてつまらないんですよ」と。ウォルトは大激怒…ではなく、「なるほど~!頼むわ☆」と粋に対応した。

マーク・デイビスという優秀なおじさんはオヤジギャグを満載に盛り込んだ。船長たちのセリフだけでなく、サイから逃げて気に登る探検隊や水遊びするゾウなど、楽しい動物たちを加えたのだ。アトラクションは大きく改変された。今のようなジャングルクルーズに。

  • 当時考えた探検隊の人種ジョークなどが、今は「コンプライアンス問題」とされてしまっているのが残念でならない。言い過ぎると、また面白くなくなっちゃうのに…。

とにかく、ジャングルクルーズは、教育的なアトラクションから「みんなが笑顔で乗る」アトラクションになったのだ。

アトラクションには一度で見きれないほどのモノを置く

アトラクション・ジャングルクルーズ
東京ディズニーリゾート公式サイトより

マーク・デイビスの考えたプランは見どころが満載だった。満載すぎるのが問題だった。

マーク・デイビスはウォルトに相談した。
「一つ問題が。ゲストが一度で見きれるかどうか分からないんです」

ウォルト・ディズニーはこう答えた。
「最高じゃないか!一度目に見られなかったところを次来た時に楽しめる!!」

ジャングルクルーズやホーンテッドマンション、カリブの海賊、カントリーベア・シアターなど昔から愛されているディズニーアトラクションには、一度で見きれないほど多くのものがある。バックグラウンドストーリー(※アトラクションの細かい裏設定や物語のこと)も多い。何度行っても楽しめる仕様になっているのだ!

参考文献:映像「ディズニーパークの裏側~進化し続けるアトラクション~」
配信元:Disney+ (ディズニープラス)

 

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ちゃんたま

以上、いかがでしたか?
面白いでしょう?ジャングルクルーズの制作裏話!

この他にもディズニーテーマパークのトリビアを書いているのでよかったらまた読んでね!
Have a Nice Flight!