北欧神話VSマーベル！ソーとロキの兄弟愛と関係性の真実｜ドラマ「ロキ」考察

Disney+ (ディズニープラス)でマーベルの海外ドラマ「ロキ」がついに始まりました！
邪神とも「イタズラ好きの神」とも言われるロキの魅力とソーとの関係について、北欧神話をもとにた〜っぷり考察していきます。

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「マイティ・ソー」「ロキ」の原作は北欧神話だって知ってた？

映画『マイティ・ソー』の原作はもちろんマーベル・コミックだが、その原作の原作は北欧神話にある。北欧神話は、世界の終末(ラグナロク)で有名な壮大な神話である。

マーベルは、北欧神話に出てくる「トール(Thor)」という北欧神話の神様を、英語読みして「ソー(Thor)」という魅力的なキャラクターを作り出した。

ロキは「ロキ(Loki)」のまま。キャラクターも敵だか味方だかわからないトリックスターとして登場する。

ちゃんたま

それでは、新作ドラマが始まったロキをちゃんたまと一緒に紐解いていきましょう！

ロキの名前の由来は「閉ざす者」「終わらせる者」の意。ロキは、ラグナロクと共に死ぬ運命であることも示唆されている。

北欧神話の主役は、主神オーディン。すべての神の神様みたいなものだ。しかし、マーベルは、オーディンではなくソーを主役に選んだ。

北欧神話のソーは、筋骨隆々で大胆。単純で怒りっぽく、怒るとすぐにムジョルニアを投げつける。そんな男だった。

マーベル・コミックがソーを選んだのは、ソーの方がキャラクターとして人間味があっておもしろかったからという理由らしい。

そこで、ロキもオーディンの義兄弟→ソーの義兄弟という設定に変更された。

ちゃんたま

さて、前提がわかったところで、話を戻して、マーベル映画バージョンのロキを見てみましょう。

ロキは、オーディンの息子&ソーの弟として育つ。正反対の兄ソーにコンプレックスを抱きながら生きてきた。
「実は氷の巨人の子だった」「オーディンが連れ去って自分の子として育てた」という出生を大人になってから知って激怒（映画『マイティ・ソー』）
その後、父オーディン、兄ソー、実の親である巨人族を言葉巧みに操り、最終的に全員を裏切る。すべてはアスガルドの王位を兄から奪って支配するため。
その後、地球征服も企むが、どちらも失敗に終わっている(映画『アベンジャーズ』)
姿を消したり擬態する妖術を使う。そのため、失敗するとこっそり逃げ延びる。
巧みな言葉のトリックは健在。「おしゃべり好き」と言われている。