ハリーがピーター・ペティグリューに情けをかけた本当の理由【ハリポタ原作徹底考察】

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主人公が敵にかけた「情け」がもたらした結果とは?

シリウスブラックの死

ワーナー・ブラザーズ公式サイトより

今回の考察は、ロードオブザリングVSハリポタ比較の中でもハイライト級!特にこれから紹介するハリポタのエピソードは私のお気に入りです。

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【ハリポタ】ハリーは裏切り者ピーター・ペティグリューに情けをかけた

ハリーポッター賢者の石20周年

ワーナー・ブラザーズ公式サイトより

第三作目『アズカバンの囚人』:
両親を裏切ったのが父親の親友の一人でもあったピーター・ペティグリュー(ワームテール)だったと知ったハリー。正体を表したピーターをシリウスとルーピンは殺そうとするが、ハリーがそれを制す。ハリーは自分の両親を殺された当事者なのにである。

ここでトドメをさせー!と思った視聴者も多いのでは? (私は思った)

おさらい:ピーター・ペティグリューって誰だっけ?

ピーター・ペティグリューは、ハリー・ポッターの父ジェームズ・ポッターの友人である。
ホグワーツ時代、ジェームズ・ポッター(ブロングス)/リーマス・ルーピン(ムーニー)/シリウス・ブラック(パッドフット)/ピーター・ペティグリュー(ワームテール)で親友4人組だった。

カリスマ性があり、魔法力にも長けていた他3人に比べ、ペティグリューは小者のスネ夫体質。

ペティグリューが仲間だったのを先生方ですら不思議に思っていた。※ルーピンが優しかったから入れてあげたのだろうと言われている。

第一次魔法戦争時代、ペティグリューだけが裏切り、ヴォルデモート側について居場所をバラしたため、ハリーの両親は殺された。いわば戦犯である。

ペティグリューを逃した代償は?

逃げるネズミと追うフクロウ

話を「情け」に戻そう。
ハリーはペティグリューを殺すのではなく、吸魂鬼ディメンターに引き渡すことを提案した。(私たちマグル社会で言うなら、警察に引き渡すってこと)

しかし、ペティグリューはネズミの姿に化けて、まんまと手を逃れた。

その結果は?
ヴォルデモートの復活である。

肉体を失っていたヴォルデモートはペティグリューの助力で肉体復活の儀式を行い、完全復活した。

まんまと逃げおおせたペティグリューは、闇の帝王の右腕となってしまった。シリウスやルーピンに捕まれば次は確実に殺されるし、ヴォルデモートを復活させて、地位を得る方が安全だからである。

ペティグリューが協力しなければヴォルデモートは肉体を取り戻せず、闇の帝王の復活はありえなかったかもしれない。

そう考えると、ハリーがかけた情けの代償はあまりに大きかった。

なぜハリーはペティグリューを見逃したのか?

ハリーがペティグリューを助けた理由は「父さんならそうすると思った」から。

「おまえのために止めたんじゃない 。僕の父さんは 、親友が ― ―おまえみたいなもののために ― ―殺人者になるのを望まないと思っただけだ 」byハリー

ハリーは、お父さんの親友であるシリウスとルーピンが殺人者になるのを止めたのです。

ペティグリューの命乞いにシリウスはブチギレ

シリウスとルーピンに追い詰められた時、裏切り者ペティグリューはあろうことかハリーに命乞いをする。「ハリー、君はお父さんの生き写しだ」と話しかけ「ジェームスならわたしに情けをかけてくれただろう」と。

これにはシリウス、ブチギレ。
「ハリーに話しかけるなんてどういう神経だ!?」と。そりゃそうだ。

話しかけることすら許さないのがシリウスらしい。再会したばかりのハリーをかばってブチギレるシリウスは、さすがの親友格でかっこいい。

ハリーはペディグリーを逃したことを後悔した?

答えはイエス。ペティグリューがまんまと逃げた時点で、ハリーはペティグリューに情けをかけたことを後悔した。「ヴォルデモートが戻ってくるとしたら僕の責任だ」とダンブルドアに話した。

次ページで「情けに関するダンブルドアの名言」や起こりえた可能性を見ていこう。

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