『インサイドヘッド2』を見る前に知っておきたい5つのこと

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映画『インサイドヘッド2』を見る前のおさらい編!
今公開されている予告編や監督からのメッセージ、前作の復習など『インサイドヘッド』の続編を見る前に絶対知っておきたい情報をまとめました。

これを知っていればより『インサイドヘッド2』を楽しめるように書きました。『インサイドヘッド2』のネタバレはありませんので、ご安心ください。

『インサイドヘッド2』を見に行く前に知っておきたいこと5つは、

  1. 監督のメッセージ
  2. 前作『インサイドヘッド』の世界観、復習
  3. 感情のキャラクター5人
  4. 新しい感情のキャラクター4人
  5. 海外の反応、映画の評価

この5つです。

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映画『インサイドヘッド2』の予告編

ディズニー&ピクサーの公式予告編(日本語版)はこちらです!

『インサイドヘッド2』ではライリーが思春期を迎える

主人公の女の子、ライリーが13歳になりました。思春期を迎え、これまでの幼少期にはなかった新しい感情が芽生えます。

それにともない、新しい感情キャラクターが生まれるのです。

予告編の時点で「あれ、1よりも面白そうかも」とワクワクしてしまいました。

①『インサイドヘッド2』監督のメッセージ

ダメなところも含めて、自分を愛すること。
誰しも愛されるために、完璧である必要はないのです。

『インサイドヘッド2』監督 ケルシー・マン

インサイドヘッド2パンフレットより

この言葉は、映画のパンフレット、そして『インサイドヘッド2』の上映前にも表示されます。監督が伝えたい思いが詰め込まれた作品です。

今この時代を反映したメッセージに見えますね。でも、それに反して、映画内で教訓めいた発言や明らかなポリコレの要素は少なく、ちゃんと映画のストーリーを優先している感じが好ましかったです。

この映画で伝えたいこと

監督はこの映画を特定の層に対して発信したいのではないでしょう。むしろ、大人なら誰もが通ってきた経験を通じて「自分を受け入れること」を広い意味で伝えようとしています。

 ②前作『インサイドヘッド』の世界観とおさらい

前作の『インサイドヘッド』は、抽象的で難しい脳内や心の中の動きを、ヨロコビやカナシミなどかわいいキャラクターでうまく表現していました。

『インサイドヘッド』の世界観

抽象的な概念をキャラクターや風景の比喩で表現していました。脳科学や臨終心理学のような難しい内容がうまくまとめられていましたね。

インサイドヘッドを見たことない人や「難しくてよく分かんなかった」という人は、題材自体がちょっと複雑なアニメであることを理解してから入ると違和感がなくて良いかもしれません。どちらかというと大人が楽しめる内容なんです。

前作『インサイドヘッド(2015)』の復習

「性格の島」や「特別な思い出」、「忘却の谷」などについて分かりやすくかみ砕いて説明した記事です↓

『インサイド・ヘッド』の意味と伝えたいこと:抽象描写を解説
映画『インサイド・ヘッド』の意味と伝えたいことを詳しく解説。感情キャラクター、抽象思考のトンネル、考えの列車、忘却の谷など、脳科学や臨終心理学を含んだ深い内容のアニメを分かりやすく説明し、小ネタも満載です。

次は、1作目で印象的だったキャラクター「ビンボン」について、彼のその後やビンボンの意味について考察した記事です↓ 

幼少期の思い出やなくしてきた大切なモノ。それらが存在してくれた意味が分かりました。前作があまり好きじゃなかった人の心にも響くのではないでしょうか。ぜひ『インサイドヘッド2』を見に行く前に読んでほしい記事です!

ぜひ読んで!!涙なしには語れない!

『インサイドヘッド』の感情のキャラクター5人

インサイドヘッドの感情キャラクター

主人公ライリーの頭の中には5人の感情のキャラクターが住んでいました。

ヨロコビ(黄色): ライリーの喜びや幸せを表す感情。
カナシミ(青色): 悲しみや不安を感じる感情。
イカリ(赤色): 怒りやイライラを担当する感情。※ムカムカと少し似てますが、こちらは激しい感情の爆発を担当します。
ビビリ(紫色): 恐怖や不安を感じさせる感情。
ムカムカ(緑色): 不快感や嫌悪感を表す感情。※イカリと少し似ていますが、爆発はしないおしゃれさんでクールなキャラ

これらのキャラクターが脳内でボタンをコントロールし、ライリーの感情表現を操作しています。ライリーだけではなく、お母さんやお父さん、すべての人にキャラクターが住んでいます。

新作でもこのキャラクターは健在。前作の事件を乗り越えてライリーとともに成長し、絆が強くなった5人が活躍します。

『インサイドヘッド2』の新しいキャラクター4人

インサイドヘッド2の新キャラクター
左から、ハズカシ・シンパイ・イイナー・ダリィ

新しいキャラクターも公開されているので映画を見に行く前に知っておいても良いでしょう!

『インサイドヘッド2』では新たに4人の感情キャラクターが登場します。

シンパイ(オレンジ色):最悪の将来を想像し、準備する。
イイナー(青緑色):いつでも周りの誰かをうらやんでいる。嫉妬の感情。
ダリィ(紺色):退屈で無気力。片時もスマホを手放さない。
ハズカシ(ピンク):いつもモジモジ、恥ずかしさがMAXになるとフードで顔を隠す。

これらのキャラクターは、ライリーが思春期を迎えて生まれた“複雑な感情”です。

新キャラクターはライリーにとって新しいだけではなく、昔からいるヨロコビやカナシミなど旧キャラクターたちともまだ打ち解けていません。

新しいキャラクターが生まれた意味は何なのか?
新しい感情がどう行動し、ライリーにどんな影響を与えるのか?
昔のキャラクターと新しいキャラクターの違いは何なのか?

この辺りが続編を見る楽しみでもありますね!

『インサイドヘッド2』海外の反応、映画の評価

インサイドヘッド2の紹介

日本より先に海外での公開が始まった『インサイドヘッド2』。

2024年6月に公開がスタートし、大ヒットが記録されているようです!

アニメーション映画として規格外の売上を記録しており、先週末時点での累計興収は約1,150億円(6月28日時点のレート)を記録する大ヒットに。わずか10日間で『デューン 砂の惑星 PART2』を上回る、2024年最高の数字(暫定)をマークしている。

Brand New Creativity より

予想を下回った『ウィッシュ』と期待を上回った『インサイドヘッド2』

近年のディズニー映画は調子が悪いようです。

中でも特に期待外れと言われてしまったのがディズニー長編アニメーション映画の『ウィッシュ』。ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年記念作品と大々的に謳っていただけに、期待外れだったんでしょう。

ムファたま
ムファたま

悪くはないけど、無難な印象だった

なかなか『アナと雪の女王』や『ズートピア』を超えるような革新的な作品を生み出すのは簡単ではありません…。『美女と野獣』や『アラジン』を生み出す前にもディズニースタジオは低迷した時期がありました。これもヒット作を生み出すプロセス。仕方のないことなのです。

そんな中、ピクサースタジオの『マイ・エレメント』はなかなか良い作品でした。派手な作品ではないものの、ストーリーが本当に面白い。興行成績的にも近年の作品の中で唯一赤字を免れたんだとか…。

同じくピクサー作品となる『インサイドヘッド2』の評価は上々です! 評論家ウケも大衆ウケもともにいいそうです。

私のインサイドヘッド2の感想レビューはこちら

ディズニーおたくである私も『インサイドヘッド2』は好きでしたよ!

続編となると特に厳しい評価を下しがちなオタクどもですが、『インサイドヘッド2』に関しては、前作を超えたのでは!?と思っています。

インサイドヘッド2の感想|ヨロコビ以外の感情との付き合い方【ネタバレ】
映画『インサイドヘッド2』のレビューをいち早くお届け。大人の複雑な感情にグサグサとささったこの映画の感想を正直に書いてみた。4つの新しい負の感情と向き合い、パニック障害の描写まであった大人のピクサー映画の魅力を紹介します。

こちらのレビューはネタバレありなので、ぜひ『インサイドヘッド2』を見た後に読んでくださいね!感動と興奮を共有しましょう!

それでは、今回は『インサイドヘッド2』を見る前の事前準備編でした。いってらっしゃい!

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