カイロ・レンと母レイアが同時に消えたのはなぜ?スターウォーズ親子愛考察

この記事は約5分で読めます。

※この記事はスタウォーズエピソード7/8/9のネタバレを含みます

カイロレンはとても複雑なヒーローです。エピソード7では父親ハン・ソロを殺したことで精神が乱れ、エピソード8では母親レイア姫を殺せず、善い心と悪い心の間で葛藤して苦しんだダークヒーロー……。彼の心は常に光と闇の間で揺れ動いていました。

今回は、息子カイロ・レンと母レイア姫の絆と親子愛にスポットライトを当てます。

なぜなら「レイアとカイロ・レンの体が同時に消えた理由」は親子愛なしには語れないからです。

スポンサーリンク

母レイアと息子カイロ・レンの関係

レイアとカイロレンは母子ですが、どういう関係だったのでしょうか。愛があったのか?憎しみがあったのか?  主にカイロレンの方に焦点を当てて、考えてみましょう。

伝説のカップル、ハン・ソロとレイア姫は離婚していた

エピソード7でハン・ソロとレイアが感動の再会を果たします。ってあれ? この二人ってスターウォーズきっての黄金カップルでは?離れて暮らしていたの? そうなんです、ハンソロとレイアは結婚し、一人息子ベン(カイロ・レン)を授かり、その後離婚しているようです。

離婚の原因は、ベンがダークサイドに堕ちたから。深くは語られませんが、その時期に家族はばらばらになってしまったことが二人の会話から察せます。

カイロレンは、両親の離婚を経験していたんですね。

父ハン・ソロほどには悪くない親子関係だった?

エピソード7で、カンロ・レンはハン・ソロをライトセーバーで殺害しました。当時仕えていた師匠スノークの差し金です。

同じく母親レイアの殺害を命じられたカイロ・レンでしたが、どうしても母親のことは殺すことができませんでした。のちにハン・ソロとも折り合いをちゃんとつけますが、カイロレンが抱く父と母への想いは微妙に異なっています。

カイロ・レンが母を殺そうとしたときの描写を振り返ってみましょう。

母親を殺せなかったカイロ・レンの葛藤

  • [スターウォーズエピソード8] 攻撃し合う艦隊の中で、レイアとカイロ・レンはお互いの存在を感じ合う。
  • レイアの乗っている船を撃ち落とす=母レイアを殺すという使命があるカイロ・レン。しかし、遠い船越しとは言え、フォースの力で母の存在を感じてしまったカイロ・レンはためらってしまう。
  • 結局、自分では引き金を引けなかった。

「これで君も母の元に戻れなくなった」-カイロ・レン

[スターウォーズエピソード9] 一瞬闇に堕ちかけたレイに、カイロ・レンが「これで君も母の元に戻れなくなった」と言います。

このシーンは印象的でした。カイロレンは君「も」と言っていますね。

これはレイに対してというより、カイロ・レンが自分に対して思ってきたことでした。カイロ・レンは、自分自身が母レイアの元に戻る勇気がなかったのです。

ダークサイドに身を堕とす前から、カイロ・レンは自身の弱い心とずっと闘ってきました。善良だった息子ベンの心が残っているカイロ・レンはダークサイドに仕えながらも葛藤しますが、それ以上にもっとも辛い試練は、善に戻り、母親レイアに会うことだったのです。

スポンサーリンク

次はレイアのシーンを少し見てみましょう。

レイア、息子ベンへの愛

  • [スターウォーズエピソード9] レイアが最期の命を使って「ベン…」と呼びかける(最後の力ですべてフォースを使った)
  • レイアの声が届き、ついにカイロレンの目が覚める。殺害してしまった父ハン・ソロにも自分の中で折り合いをつけ、ダークサイドのライトセーバーを捨て、レイの元に駆けつける。

最期にレイとカイロ・レンが二人揃ってパルパティーンに向き合うシーンには鳥肌が立ちました。最後はカイロ・レンではなく、ジェダイのベン・スカイウォーカーとして息耐えます。

レイアとベンの身体が同時に消えた理由

スポンサーリンク

最期を迎えた時、ベンの身体は残らず、すぅっと消えていきます。同時に、遠く離れたレイアの身体も消えました。

これは、オビワンやルークの最期と一緒だと考えられます。この二人も死ぬとき体を残していません。

ジェダイには「死ぬことはフォースと一体となることだ」という概念があります。ヨーダが新3部作の中でセリフとして言っていました。技術的には、オビワンの師匠・クワイガンが見つけ出した『霊体になる方法』が絡んでいるのだと推測出来ます。消えた肉体は霊体として現れる時に使うのでしょうか?

霊体になる方法は詳しく語られませんが、肉体が消えるのはカイロレンがジェダイとして死に、フォースと一体になったからだと考えられます。大事になのは「ジェダイとして死んだ」という点です。体が霊体になったことで、シスのカイロ・レンとしてではなく、ジェダイのベンとして死んだとわかる描写です。

また、母レイアの肉体も息子ベンと同じタイミングで消えましたね。レイアはベンより先に亡くなっていたのに、同じタイミングまで霊体にならなかった。レイアは、ベンの最後を見届けてようやく心の平穏を得ることができたのでしょう。

レイアは母として息子ベンの善良さを最期まで信じていました。ベンに善い心が戻ったのを確認して、フォースの元に還ることが出来たのです。

いかがでしたでしょうか?
『スターウォーズエピソード9』で人の心を取り戻したカイロ・レン。ダークサイドに堕ちまくっていたカイロ・レンの葛藤、そして成長に心打たれた人も多かったのではないでしょうか。

私も最終章でカイロレンファンになったうちの一人です

そのほかのスターウォーズ考察はこちら

タイトルとURLをコピーしました