ワンスアポンタイムシーズン7はつまらない?おもしろかった?最終考察

※このブログ記事は『ワンスアポンアタイム』シーズン7までのネタバレを含んでいます

ワンスアポンアタイムはシーズン7で完結

『ワンスアポンアタイム』シーズン7がDisney+ (ディズニープラス)にアップされました。

  • ワンスアポンタイムはこのシーズン7で終了だと発表されています。
  • シーズン7の第22話「ストーリーブルックここまで」が全シリーズの最終話となります。
  • ワンスアポンアタイムは2011年10月から始まって、2018年5月に終了。およそ6年半の長いドラマでした。

さてシーズン7を見終わった今、ワンスアポン・ロスを抱えながら最終シーズンの感想を書いてみます。
Disney+ (ディズニープラス)

『ワンスアポンアタイム』は悪役が幸せになる物語だった

長かった『ワンスアポンアタイム』の旅……

シーズン1では「おとぎ話がハッピーエンドとは限らない」というのがコンセプトでした。

そして、一旦物語が完成するシーズン6では「ハッピーエンドじゃなくハッピービギニングなんだ」という締めくくりでした。

もう蛇足かなと思われた最終話シーズン7では、ついにルンペルが闇王の力を捨て、レジーナは連合国の女王に。レジーナの言葉を借りるなら、コンセプトは「セカンドチャンス」。誰にでも第二のチャンスがあって、悪役でも誰でも変われるし、幸せになれる。

『ワンスアポンアタイム』は悪役が幸せになる物語だった。

これまでの物語がルンペルやレジーナのためにすべてあったとすると、

そう思わせてくれたシーズン7も無駄じゃなかった気がします。

そうは言いつつ、つまらなかった点・おもしろかった点を正直に書いてみたいと思いますw

つまらない:シーズン7の低評価ポイント

スターウォーズ並みの世代交代

シーズン1〜6までとシーズン7は大きく変わりました。まず、世代交代
シーズン7は大人になったヘンリーの話です。

  • 大人バージョンのヘンリー。赤ちゃんだったゼリーナの娘、フックの娘まで出てきて完全に世代交代が行われた。スターウォーズ新三部作か!
  • 設定はさておき、大人バージョンヘンリーのキャスティングは悪くないと思った。遠目に見ると本当にヘンリーに見えてくるほど雰囲気が似てる。
  • 許せなかったのはむしろ、ヘンリーを呼びにきた「娘」の方かも……次のお題です。

新キャストたちになじめない。特にシンデレラと娘

シーズン1でヘンリーが本当の母親エマに「息子です」と会いに行ったのとまったく同じように、ヘンリーの元へ「あなたの娘よ」と言いにくる女の子が現れる。最終シーズンはシーズン1とまったく一緒の展開を踏襲しました。

大人ヘンリーは意外と悪くない、最終シーズンでシーズン1を踏襲するのもいい、では何がしっくりこないかというと……キャストかも。

  • 問題のキャスティング1:ヘンリーの娘ルーシー
    子供なのに演技が妙に大人びている。それが妙にうさんくさい(笑) や、がんばっている子役に文句を言うつもりはないんだけど。あの年齢の女の子ってもう心が大人というか……かわいげが……。
  • 問題のキャスティング2:ヘンリーの恋人でルーシーの母、新シンデレラ
    名前はジャシンダ。スタジャンを着て髪もボロボロでなんだか悲壮感があります……。
    原作のシンデレラが召使いだったから? それにしてもディズニーアニメでも原作でもシンデレラは「召使いの頃から気品がにじみでていた」設定ではなかったか。
  • ジャシンダとルーシーは有色人種(黒人?)です。最近のディズニーが「ポリコレ意識しすぎている問題」も絶対に持ち上がりそうなキャスティング。でも問題はそこだけではありません。
  • なぜなら、同じ黒人さんでもティアナ役のメキア・コックスは超華やか。ジャシンダの親友で同じような生活をしているにも関わらず「本当はお姫様です」と言われても違和感がない。「ティアナはアニメでも元々黒人だから」と言われればそうなんですが、それだけでもない気がします。
  • シンデレラって『ワンスアポンアタイム』シーズン6までにもいたけど、シーズン7の新シンデレラは全くの別キャラクターです。これまでのシンデレラはなかったことになったのか?ちょっと設定に無理があるよね。
  • 制作意図としては、きっとシーズン6まで「白雪姫」がメインだったから、シーズン7では「シンデレラ」の物語にしたかったんでしょう。

まったくの余談だけど、シーズン6までのシンデレラも個人的には微妙でした。演じていた女優さんは金髪の白人さんでしたが、ジャシンダと同じように貧乏感があって華がないw もしからしたら監督の「シンデレラ」に対するイメージが「かわいそうな感じ」なのかもしれません。

シーズン6で終わっていたのになぜ蒸し返す?

  • 個人的にはシーズン6の終わり方が最高だと思っていた。
  • シーズン6も途中までは退屈だったけど、ミュージカル回と最終話で盛り返した。

シーズン6で旧キャストが全員ハッピーエンディングになったのだから、わざわざシーズン7を作る必要があったのか謎です。ワンシーズンだけで新キャストたちに視聴者が共感するのは無理でしょう。

おもしろかった:シーズン7の高評価ポイント

旧キャストのレジーナ、フック船長、ルンペルが主役級

  • シーズン7で旧キャストは降板するという噂もあったが、全員少しずつ出てくるし、物語も続いている。
  • 一番嬉しいのは、レギュラーがレジーナ、フック船長、ルンペルスティルツスキンであること!
  • 旧キャラクターの中で悪役だけをメインで残したのは英断。おそらくですが、単純に視聴者の人気を反映した選択です。
  • 白雪姫とプリンス・チャーミングにはアンチ派も多かった。私もその一人です……
    白雪姫がやったヴィランズより残酷なことベスト3『ワンスアポンアタイム』考察
  • 主役のエマにアンチ派は少なそうで、単純に主役のジェニファー・モリソンが忙しかったからだと思われる。他の海外ドラマと映画でもちょこちょこ見かけます。
  • 海外の視聴者から大人気なのは、レジーナ・ルンペルらヴィランズ。隠れ大人気のゼリーナももちろん登場。やっぱり単純に人気投票の結果だと思う。この3人の悪役キャストたちは本当に見事というほかない!
  • フック船長はコリン・オドナヒューがイケメンなのもあってもちろん人気。確かに好感がもてるいいキャラクター。

新キャラクターの中でもよかったキャラクター

  • ドリゼラは物語を進行させつつ、同情できる複雑な性格ももっていてよかった。前半でいなくなってしまったが、盛り上げた。
  • フックの娘・ティリーゼリーナの娘・ロビンも悪くなかった。最初はティリーがアリス役なのに可愛くない!と思ったが、回を追うにつれ可愛く見えてきたw
  • この二人の女の子同士のロマンスも「今度はLGBT向けのディズニーのポリコレ?」というのは置いといて、可愛らしいカップルだった。

またシーズン最終話で盛り返すパターン

  • 最初は新キャストと設定にまったく入りこめず、もはやロバート・カーライル(ルンペル)とラナ・パリラ(レジーナ)を観るためだけにイヤイヤ流していましたが(笑)、最終話まで見てやっと「楽しかった」と思えました。
  • 結局新しいキャラクターの話よりも、旧キャラクターが旧ストーリーブルックに集結する21話・第22話がおもしろかった。

最終的に「ディズニーランド」が完成した!

  • ストーリーブルックの物語で終結してようやく「シーズン7があってもよかった」と思えました。
  • ストーリーブルック、魔法の森、願いの国、その他『アラジン』や『リトルマーメイド』の王国まで、登場したすべての国が一つの連合国になったというのがエンディングです。
  • シーズン1からシーズン7までの思い出がつまった連合国の景色は圧巻で、まさに色んな魔法の王国が集まる「ディズニーランド」でした。

 

以上、色々不満を言ってもシーズン1からの長旅は楽しかった。ワンスアポンアタイム・ファイナルシーズンの感想でした。

『ワンスアポンアタイム』についてもっと知りたい

全シーズンを見る方法

ワンスアポンアタイムは、Disney+ (ディズニープラス)で配信しています。シーズン1〜7まで月額会員ならすべて視聴できます。

ディズニープラスのサイト↓
Disney+ (ディズニープラス)

※現在『ワンスアポンアタイム』を配信している動画サイトはDisney+ (ディズニープラス)一択です。

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