ハリポタの子役&俳優陣トリビア『リターン・トゥ・ホグワーツ』より
ハリーポッター20周年を記念して『リターン・トゥ・ホグワーツ』という映像作品が制作された。ハリポタファンとして見た感想は、最高♡の一言!

『リターン・トゥ・ホグワーツ』とは?
ハリー・ポッター20周年を記念して制作された「ハリポタ同窓会」ドキュメンタリー作品。当時の思い出を共演者たちが振り返るファン歓喜の内容!U-NEXTで配信。
ハリー・ロン・ハーマイオニー俳優の性格・仲良しエピソード

ハリポタの仲良し三人組は、3人そろって驚くほど「キャラクターどおり」の人物だそうだ。
ハーマイオニー/エマ・ワトソンのトリビア・性格
監督に「自分のキャラクターについてレポートを書いてみて」と宿題を出された3人。ハリー役、ロン役の2人がA4用紙1枚にまとめてきたのに対し、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンは、12枚提出!
エマ・ワトソンは自他共に認める「ハーマイオニーまんま」だそうだ。
ロン/ルパート・グリントのトリビアとウィーズリー家
ロンとハーマイオニーの悩みと友情
ハーマイオニー役で今は大女優のエマ・ワトソンがハリポタを降板しようか悩んでいたというエピソードがある。ロンの俳優ルパートは「僕も同じような気持ちだった」と告白した。キャラクターと自分の境目が分からなくなったとルパートは語る。7年にも及ぶハリーポッターの撮影で、思春期の悩みがみんなあった。
ルパートはエマの気持ちに共感し、再会できて本当によかったと二人とも涙を流した。「愛してるよ」とルパートが言うと、エマは涙を流し、「友達としてね!」と付け加えると、二人で爆笑した。
本当の家族のようなウィーズリー家
ウィーズリー家は、キャストたちにとっても本当の家族のようだった。
- お母さんのモリー役ジュリー・ウォルターズは面倒見がよく、両親とも「パパ」「ママ」よ呼ばれて慕われていた。
- フレッド・ジョージ役の双子は、撮影前からロン役のルパートをからかっていた。
- ジニー役ボニー・ライトは「私たち(ウィーズリー家のキャスト)は、ホグワーツ以外にも家族ができて幸せだった」と語った。
ハリー/ダニエル・ラドクリフのトリビア
ハーマイオニー、ロンがオーディションにより順調に選ばれた。2人とも役ぴったりの人物だったから簡単だったそうだ。ところが、主役ハリー・ポッターのキャスティングだけ難航した。
なぜダニエル・ラドクリフがハリー・ポッターに選ばれたのか? 結局ハリー役はオーディションに来た中から選べなかった。クリス・コロンバス監督は、BBCで放映されていたひと昔前のドラマをホテルで見ていて、当時小さな子役で出演していたダニエル・ラドクリフを発見。「この子がハリーだ」と確信した。

3人コンビで演じるとマジックが起きる

ハリー・ロン・ハーマイオニーは色んな組み合わせのトリオで試された。もちろん、ダニエル・ルパート・エマもトリオで演じてみた。監督やJ.K.ローリングはこの雰囲気だと確信。3人も他の組み合わせより一番演じやすかったそうだ。
超有名な英国俳優と子役たち
ハリー&シリウス(ダニエル・ラドクリフ&ゲイリー・オールドマン)

ハリー役のダニエル・ラドクリフは、シリウス役のゲイリー・オールドマンを心から尊敬していた。
大物俳優のゲイリーに、ダニエルは会う前から緊張していた。ハーマイオニー役のエマに「本当にすごい役者なんだ。緊張するなよ」と念を押していたが、本音はダニエル自身が緊張していたから言ったのだとか。
ハリー&ベラトリックス(ダニエル・ラドクリフ&ヘレン・ボナム・カーター)

物語では仇同士のハリー&ベラトリックスもプライベートでは仲良しだった。
ハリーがベラトリックスに送った手紙の内容
共演後、ダニエルはヘレンに感謝の手紙を送っていた。
「あなたと共演できて光栄でした。あと10年早く生まれてたらチャンスがあったのに。」
当時の手紙を読み合って二人は爆笑していた。
ダニエルがあと10年早く生まれてたらハリーとベラトリックスカップルが現実世界に誕生したかも!?
ベラトリックスは特に極悪人だったため、女優のヘレナ・ボナム・カーターの明るさを見るとびっくりする。とてもいい感じ。
ハリーポッターシリーズで亡くなった俳優への追悼

『リターン・トゥ・ホグワーツ』では、亡くなった俳優への追悼もされた。
故ダンブルドア役/リチャード・ハリス
ダンブルドア役/リチャード・ハリスは、2作め『秘密の部屋』のあと、亡くなった。優しそうでダンブルドアの雰囲気にぴったりだったが、3作目からはマイケル・ガンボンが演じている。
故スネイプ役/アラン・リックマン
スネイプ役/アラン・リックマンも2016年に亡くなった。ハリポタの物語中ではアンチヒーロー。撮影中は、ハリー役のダニエルにイタズラを仕掛けるなどしてみんなを楽しませた。
故マルフォイ母役/ヘレン・マックロリー
マルフォイ母役/ヘレン・マックロリーも2021年に亡くなり、当時、マルフォイ役のトム・フェルトンがInstagram上で思い出と共に追悼の投稿をした。
『リターン・トゥ・ホグワーツ』の感想

『リターン・トゥ・ホグワーツ』は、ハリポタのキャスト陣の仲の良さが伝わる作品でした。
ハリーポッターの子役キャストたちが大人になった今でも仲がいい理由
幼少期から思春期までをすべて捧げたハリー・ロン・ハーマイオニー・マルフォイをはじめとする子役たちは、当時は悩めるお年頃。大人になった今だからこそ素直に語り合えることも多いようです。
人生の中でもっともセンシティブな7年間を世界中の人たちに見られながら送るのだからプレッシャーは相当なものだったでしょう。「再会できてよかった」と涙ぐむキャストたちを見ていると、心がほっこり。
よく「子役が大人になるのはむずかしい」と言われますが、ハリポタの子役たちは撮影現場で『子どもらしくいられるよう』考慮されていたそう。特に第1作目2作目のクリス・コロンバス監督は子役に慣れていたから、みんなの扱いも上手だった。子どもたちは集中力がなかなか続かなかったけど、怒られることもなく、自由に遊ばせてもらってたから楽しかったのだとか。
子役たちは今でもそれぞれ活躍しています。何より、みんな明るいのがいい。エマ・ワトソンがトップで大女優になったような気がしますが、家族のようなものなので距離感はないみたいですね。
ハリポタを見ればイギリス映画界が分かる
ハリーポッターシリーズを見れば、イギリス出身の名俳優・名女優がすべて網羅できると言っても過言ではありません。
『リターン・トゥ・ホグワーツ』のメンバーを改めて見ると豪華すぎてびっくりします。
マギー・スミス(マクゴナガル先生)、アラン・リックマン(スネイプ先生)、エマ・トンプソン(占学のトレローニー先生)、ゲイリー・オールドマン(シリウスブラック)、ヘレナ・ボナム・カーター(ベラトリックス)、レイフ・ファインズ(ヴォルデモート)などなど…キリがありません。
当時、子役たちは「どれだけすごい人たちと共演しているか」わかっていなかったそう。素晴らしい大人たちが、本当の先生のように親のように、周りにいたのは幸運だったとあとから振り返っています。
シリーズ途中から参加したゲイリー・オールドマンやヘレナ・ボナム・カーターは、思春期を迎えた子役たちと初対面でした。主役のダニエル・ラドクリフは「14歳の僕を大人の俳優として対等に接してくれてうれしかった」と、へレナ・ボナム・カーターに語りました。
監督やキャストの信頼関係は、映画の中に表れ、観客にも自然と伝わるのだと思いました。

『リターン・トゥ・ホグワーツ』見てよかった!最高でした!!
【ハリポタ考察】はこちら▽