ヴォルデモート弱音吐きすぎ?!闇の帝王の言い訳大全集|ハリポタ考察
闇の帝王ヴォルデモート卿の言い訳セリフ&名言大全集
ハリーに負けるたび、何かしらの言い訳を放ってきた闇の帝王。
最強のヴォルデモートが言い訳ばかりしていた理由は?
今回はハリポタファンの私ちゃんたまが、ヴォルデモート卿のセリフを原作「ハリーポッターと賢者の石」~「ハリーポッターと死の秘宝」より抜粋。
あなたも失敗した時、自分を責めてしまう時など、ヴォルデモートの迷言を思い出してください。すがすがしいまでの開き直りは、参考になるはず…。
ヴォルデモートがハリーポッターに対して言った負け惜しみのセリフ総集編

闇の帝王なのに一回もハリーに勝てないヴォルちゃん
ハリーに負けるたび、ヴォルデモートは「杖のせい」「予言のせい」「まぬけな手下のせい」「油断したせい」など様々な理由をつけてきた。
運のせいにするヴォルデモート
“しかし、誰の心にも絶対に間違いがないようにしておきたい。ハリー・ポッターが我が手を逃れたのは単なる幸運だったのだ。”
「ハリーポッターと炎のゴブレット」にて。
ヴォルデモートは手下の死喰い人たちに弁明する時、度々「誤算」「運が悪かった」と言っている。
ヴォルデモートの誤算―「炎のゴブレット」「死の秘宝」より
“我が朋輩よ、俺様の誤算だった。認めよう。俺様の呪いは、あの女の愚かな犠牲のお陰で撥ね返り、我が身を襲った。” ―「炎のゴブレット」
誤算と認めるのは、良い心がけ。
“ハリー・ポッターに関しては、これまであまりにも失態が多かった。俺様自身の手抜かりもある。ポッターが生きているのは、あやつの勝利というより俺様の思わぬ誤算によるものだ“ ―「死の秘宝」
誤算と認めつつ、ハリーの勝利とは認めていなかった!
“俺様は侮っていた。その結果、綿密な計画には起こりえぬことだが、幸運と偶然というつまらぬやつに阻まれてしまったのだ。” ―「死の秘宝」
闇の帝王ともあろうお方が、手下である死喰い人たちに対して、必死の弁明!?
ヴォルデモート様は「運も実力のうち」だとは思わないらしい。
まるで仕事ができない上司のよう…そして、かわいそうな部下たちがこちら↓
死喰い人たちのせいにする闇の帝王
“この魔法使いの一団は、ご主人様に永遠の忠誠を誓ったのに、なぜ、そのご主人様を助けに来なかったのか? ”
「ハリーポッターと炎のゴブレット」にて。
骨と肉と血の儀式により、体を取り戻したヴォルデモートが死喰い人(デスイーター)たちに言ったセリフ。
この後も手下たちに長年置き去りにされたのを相当 根にもっている。許しの精神を持たない男、ヴォルデモート。
死喰い人たちへのおしおき―「不死鳥の騎士団」「死の秘宝」より

“マルフォイ一家はなぜ不幸な顔をしているのだ? 俺様が復帰して勢力を強めることこそ、長年の望みだったと公言していたのではないのか? ” ―「死の秘宝」
根に持ってるね(笑)
“ ……何ヵ月もの準備、何ヵ月もの苦労……その挙句、わが死喰い人たちは、またしても、ハリー・ポッターが俺様を挫くのを許した……” ―「不死鳥の騎士団」
自分の失敗は棚にあげ、部下たちの失敗はめちゃくちゃ責める上司。
気分次第では「アバダケダバラ」しちゃうことも…。
映画でも怒り狂ったヴォルデモートに話しかけただけで殺される死喰い人が出てきて、不憫としか言いようがない。触らぬヴォルに祟りなし。
俺様は素晴らしいが杖が悪いという名言
“俺様はきわめて優れているのだが、この杖は……違う。約束された威力を発揮しておらぬ。”
「ハリーポッターと死の秘宝」にて。
映画でも出てくる名言 “俺様は素晴らしいが、杖が悪い”。
たかだか学生のハリーを倒せなかったヴォルデモートは「これは杖のせい」だと考えた。いいぞ。その調子だ。
ヴォルデモートを困らせた杖の謎―「死の秘宝」より

次は杖作りのオリバンダーの台詞。
“わしが作った杖にずっと満足していた――イチイと不死鳥の尾羽根。三十四センチ――双子の芯の結びつきを知るまではじゃが。いまは別の、もっと強力な杖を探しておる。あなたの杖を征服する唯一つの手段として” ―「死の秘宝」
「あなたの杖…」というのは、他でもないハリーポッターの杖のこと。
みなさんも、偉大なる闇の帝王を見習って、失敗は自分の実力じゃなくて道具のせいにしましょう。
偉大なる俺様の格言
“最も偉大なる魔法使いの俺様が、最も強大な俺様が、ダンブルドアを亡き者にし、ほかの名もない虫けらどもを数えきれないほど始末してくれたこの俺様が――”
「ハリーポッターと死の秘宝」にて。
最後の「ホグワーツの戦い」に至っても、ヴォルデモートは自分への過信に少しも気づこうとしない。
ヴォルデモートほどの自信が欲しい。どんな状況でも自分に自信を持つ精神の大切さを教えてくれていますよね(?)
しかし、昔から恐れていたダンブルドアを気にする様子はところごころに現れてしまう。
ダンブルドアより偉大な俺様―「死の秘宝」より
“俺様を凌ぐ魔法をおまえが知っていると言うのか? この俺様を、ヴォルデモ ート卿を凌ぐと? ダンブルドアでさえ夢想だにしなかった魔法を行ったこの俺様をか? ” ―「死の秘宝」
またダンブルドアを気にしているヴォルデモート。愛を持たないヴォルデモートが唯一気にした人物は、ある意味、ハリーポッターとダンブルドアだけだったと言えるかもしれない。
なぜ、ヴォルデモートはハリーに勝てなかったのか?
闇の帝王ヴォルデモート卿ともあろうお方が、どうしてハリーに1回も勝てなかったのか?
ダンブルドアいわく、“愛じゃよ、愛”。
ハリーは、多くの人から愛され、守られてきた。また、ハリーも師や家族や恋人、そして友人を愛することができる。それがヴォルデモートとは決定的に違うのだと。
ハリーは最初、この見解に首をかしげた。ティーンエイジャーのハリーは「愛することができるのが自分の一番の武器」と言われてもしっくりこない。そして、ハリーは人が持てる当たり前のものとして愛や優しさを持っているから、それが特別と言われてもピンとこなかった。
「愛」が何なのか一生分からなかったヴォルデモートは、愛や友情よりも「強力な武器」や「血筋や才能」、「死を免れる裏技」を求めた。
そして、この記事で見てきたように、失敗した時のヴォルデモートは「杖のせい」「予言のせい」「まぬけな手下のせい」「油断したせい」など様々な理由をつけまくっていた。
本来なら、ヴォルデモートの頭脳や魔力はダンブルドアにも、ましてハリーにも劣っていない。その頭脳で考えれば、ダンブルドアと同じ答えは導き出せたはず。
それでも、あれこれ言い訳をつけたのは、どうしても納得できなかったから。
偉大なる俺様の分霊箱を見破るやつがいて(ダンブルドア)、偉大なる俺様を倒すやつ(ハリーポッター)がいるなんて。
愛が武器よりも強いなんて。
以上、ちゃんたまのハリポタ考察でした。