ヴォルデモートはジニーの恋心をハリーより前から知っていた！？
そもそも、ジニーとハリーがお互いに恋したのはいつ？正式に恋人になったのはいつ？
なぜ、ヴォルデモートは、シリウス・ブラックの時のように二人の絆を利用してハリーを陥れようとしなかったのか？
今回はヴォルデモート、ハリー、ジニーの3人を考察していきます！
ジニーとハリーが恋人になったのはいつ？
ワーナー・ブラザーズ公式サイトより
ジニーとハリーが正式に恋人同士になったの『ハリーポッターと謎のプリンス』から。ハリーが６年生、ジニーが５年生の時です。
ジニーとハリーはクィディッチ勝利がきっかけでキス
（くわしくは後述しますが）両思いになりながら、きっかけが掴めずにいたハリーとジニーに転機が訪れます。
ハリーとジニーが恋人になる瞬間
『ハリーポッターと謎のプリンス』の名シーンを紹介しましょう。
キャプテンのハリー不在のクィディッチで、キャプテン代理のジニーがチームを勝利に導きました。勝利のうれしさで2人は自然に結ばれました。
ハリーはあたりを見回した。ジニーが駆け寄ってきた 。決然とした、燃えるような表情で、ジニーはハリーに抱きついた。ハリーは、何も考えず、何も構えず、五十人もの目が注がれているのも気にせず、ジニーにキスした。
ちなみに、ロンもかつてクィディッチ打ち上げの時にラベンダーと勢いでくっついていましたね。クィディッチ打ち上げでテンションあがって恋人になるのはグリフィンドールあるあるなのです。
でも、ハリーとジニーの場合は長期間思い悩んでいただけに、やっと報われた感がありました。全体的に暗く悲しい出来事の多い『謎のプリンス』で、心あたたまるハッピーなシーンでした。
では、ハリーはいつからジニーのことが好きだったのでしょうか？ジニーはいつから？ 詳しく見ていきましょう。
ハリーはいつからジニーのことが好き？
ハリーがジニーへの想いを自覚するのは『ハリーポッターと謎のプリンス』から。
なぜなら、前作『不死鳥の騎士団』までのハリーは、まだチョウ・チャンに気があるからです。
ハリーにとってジニーは、大切な親友・ロンの妹で、長年「かわいい妹」のような存在だったんじゃないかと思います。
気かがりだったのはロンの反応
ハリーは６年生になってからジニーの魅力に気づきます。でも、気がかりだったのは、親友でありジニーの兄でもあるロンの反応でした。そのため、ジニーへの告白が遅れてしまいました。
結果、前述のように、なかばジニーにリードされる形で恋人になることができました。
ジニーはいつからハリーのことが好き？
一方で、ジニーがハリーに恋をしたのは、なんと、出会った時からです！
『ハリーポッターと賢者の石』でハリーがウィーズリー一家に初めて会った時から、ジニー・ウィーズリーは、ハリーに夢中だったのです。かわいいですね。
とはいえ、ジニーはハリーの１つ年下。『賢者の石』時点ではまだホグワーツに入学していません。そのため、ほとんど出番もありません。
それでも「ウィーズリー家に遊びにきたハリーの前で緊張して口もきけない」などかわいらしいエピソードがちりばめられていて、ジニーの初恋がハリーだと分かるようになっています。
ジニーにとって、ハリーは命を救ってくれた王子様
２作め『ハリーポッターと秘密の部屋』で、ジニーはヴォルデモートの罠にかかり、危機に陥ります。助けに来てくれたのは憧れのハリー・ポッターでした。
実際にはハリー・ロン・ハーマイオニーも協力しましたが、ヴォルデモートと戦闘したのはハリーだけです。
ジニーからすると、ハリーは身一つで地下のダンジョンまで助けにきて大蛇から救ってくれた王子様なのです。
後半からジニーはモテモテ女になる
『不死鳥の騎士団』あたりからジニーはモテモテになります。
内気だった殻をやぶり、強さとユーモアを兼ね備えた優秀な魔女になり始めるのです。もともと才能があったのかクィディッチでもレギュラー入りします。魔力も強く、とても優秀です。かといってハーマイオニーのような優等生でもなく、兄のフレッド＆ジョージのような悪戯っぷりも見せます。これはモテるでしょう。
こんな女性を周りがほうっておくはずはありません。ジニーはモテモテになり、ディーンなど多数の男子とつき合うようになります。
『謎のプリンス』の名セリフ
モテモテになったジニーですが、ハリーのことを忘れたわけじゃありませんでした。ここがジニーのかわいいところですね。
ジニーがモテキャラに大変身したのは「もっとあなたらしく、気楽にしていた方がハリーにも魅力が伝わる」とハーマイオニーからアドバイスされたからでした。
©️たまランド
ハリーのことが好きすぎてまともに口もきけなかったジニーでしたが、一回開き直って、人生を楽しむことに決めたのです。
しかし、ジニーはずっとハリーのことを想い続けていました。ジニー本人が下のように語っています。
「わたし、あなたのことを完全に諦めたことはなかった」
(ジニーからハリーへのセリフ『ハリーポッターと謎のプリンス』)
このセリフにはキュンとさせられましたね。。
とにかく、ハーマイオニーの作戦は大成功でした。ハリーはこれまで隠されていたジニーの魅力に気づき、それから結婚に至るほどジニーに夢中になりました。
さすがはハーマイオニー、ハリーのことをよく分かっています。
ヴォルデモートはジニーの片想いを知っていた！
言ってみれば、ジニーの「ハリーLOVE」は周知の事実でした。気づいてなかったのは鈍感なハリー本人だけです。
驚くべきなのは、ヴォルデモートですら、ジニーの片思いを何年も前から知っていたことです。
『秘密の部屋』の一件で、ヴォルデモートに通じる呪われた日記に、ジニーは自分の想いを綴っていたのです。
「あの日記は、僕の日記だ。ジニーのおチビさんは何ヵ月もの間、その日記にバカバカしい心配事や悩みを書き続けた。兄さんたちがからかう、お下がりの本やローブで学校に行かなきゃならない、それに――」リドルの目がキラッと光った。 「有名な、素敵な、偉大なハリー・ポッターが、自分のことを好いてくれることは絶対にないだろうとか…… 」
―ヴォルデモートのセリフ
ジニーはこの時期、ヴォルデモートと交換日記をしてたみたいなものだから仕方ないですね…。
なぜヴォルデモートはハリーの恋人・ジニーを利用しなかったのか？
ワーナー・ブラザーズ公式サイトより
ヴォルデモートはシリウスとハリーとの絆を利用したことがあります。『不死鳥の騎士団』で二人の絆を利用し、シリウスを呼び出しました。そして、それがシリウスの命を奪う結果になったのです。
同じことがなぜジニーとハリーの間に起こらなかったのでしょうか？
なぜヴォルデモートはジニーを利用してハリーを追い詰めなかったのか？
ヴォルデモートがジニーを利用しなかった理由３つ
ジニーの恋心が続いているとは思わなかった
まず、ジニーがヴォルちゃんとの交換日記に想いをぶちまけていたのは『秘密の部屋』当時のことです。
『謎のプリンス』時からすると、４年も前の出来事です。
ヴォルデモートはくだらない小娘の恋など忘れていたのかもしれませんし、人が４年も誰かを想い続けるなんて思いもしないでしょう。
ジニーとハリーが両思いになったとは知らない
2つめの理由は、交換日記当時は、完全にジニーの片想いだったという点です。
ヴォルデモートはジニーの気持ちしか知りません。
ジニーの片想いでは、ハリーを引きつける材料としては弱く、シリウスの時のようにはいかないと考えたのでしょう。
ハリーは決闘前にジニーと別れている
最後はハリーの英断によるものです。
ハリーはホグワーツ６年生の後半でやっとジニーと結ばれますが、この学年が終わる頃、早くもジニーに別れを告げます。
チョウ・チャンの時と大きくちがうのは、気持ちが冷めた別れではなかったこと。
ハリーはジニーに危険が及ぶからと、悲痛ながら別れを告げたのです。
ジニーの方も状況を察し「こうなると分かっていた」と言いました。その時にジニーが語ったのが“長年のハリーへの愛情”でした。
ここで先ほどの引用をもう一度。泣けるシーンでした…。
「わたし、あなたのことを完全に諦めたことはなかった」
(ジニーからハリーへのセリフ『ハリーポッターと謎のプリンス』)
ヴォルデモートは「愛と友情」を軽く見ていた
まとめると、ヴォルデモートは、また「愛をみくびる」という同じ失敗を犯しました。
ヴォルデモートは『死の秘宝』で、かなり追い詰められおり、取り乱すシーンも多くなります。取り乱すヴォルちゃんはこちら→ヴォルデモート弱音吐きすぎ?!闇の帝王の言い訳大全集
有効ならどんな手段でも利用したでしょうに、ハリーとジニーの愛は見抜けませんでした。
ヴォルデモートは、戦略的に二人の関係を利用しなかったわけじゃなく、ジニーとのことに考えも及ばなかったのだと私は思います。
同じように、ハリーとロンとハーマイオニーの友情が脅威とは思わなかったし、スネイプの恋心にも気づけず、スネイプの本心を見誤ったのです。
その代わり、ヴォルデモートが求めたのは、最強の杖。つまり、パワーでした。
友情や愛を見くびったのがヴォルちゃんの過ちでしたね。
以上！ハリポタ考察でした。
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