今回はみんな大好き魔法界まとめ。アマゾンプライムでちょうど「力の指輪」も始まりました!
【ハリポタと指輪物語の比較シリーズ:キャラクターの類似点】
ハリポタと指輪物語の登場人物ってかぶってる? あまり知られていない原作のキャラクターから有名なキャラクターまで、原作と映画を元に比べてみました。
ハリポタと指輪物語の類似キャラ1:優秀すぎる主人公の親友
1つめは入門編ですが、改めて考えてみる価値があります。
2作とも親友の貢献度が異常なんです!
主人公の親友たちは危険な旅に自らついていく
- ハリーポッターの親友:ハーマイオニー(ずば抜けて優秀)、ロン
- フロドの親友:サム(ずば抜けて忠実)、メリー、ピピン
「ハリポタの最大のテーマは“友情”だ」と作者のJKローリングは語りました。ハリーには学校の友達、ガールフレンド、お父さん世代の友人たち、ウィーズリー家のみなさんなど多くの友人と仲間がいます。
ロード・オブ・ザ・リングのフロドにも、ガンダルフ、アラゴルン、レゴラス、ギムリ、ボロミアという旅の仲間がいます。
多くの友人の中でも、最初にあげた親友たちはやっぱりすごいんですよね。
主人公は、明らかに無理ゲーに挑むのですが、この親友たちは率先してついていくんです。どんなに周りに止められようが絶対についていく。
特にハーマイオニーとサムは主人公より優秀説すらあるのでは……。
ハリポタと指輪物語の類似キャラ2:半分ゾンビな敵キャラ4選
どちらの物語にもゾンビのような敵陣営のキャラクターが出てきます。『指輪物語』原作にしか登場しないキャラクターが含まれるかもしれません。
死喰い人デスイーター(ハリポタ)= 幽鬼ナズグール(指輪物語)
ロードオブザリングのナズグール=サウロンの手下
かつては人間の王でしたが、指輪の幽鬼に成り果てました。「黒の乗り手」とも呼ばれています。
ハリポタの死喰い人=ヴォルデモートの手下
ナズグールに比べると、見た目も中身も普通の人間で、逃げ出したり裏切ったり自由意志もあります。が、腕に入れられた刻印で召喚されたり、黒いコウモリのような姿で現れる姿はソックリです。
吸魂鬼ディメンター(ハリポタ)= 塚人(指輪物語)
この二つは正直そっくりです。
ハリポタのディメンター
黒いフードを被った空飛ぶゾンビのようなおぞましい生き物。人の魂、幸福感などを吸って生き、近くにいるだけで憂鬱感に襲われ、直接吸われた人は生気を失います。
ロードオブザリングの塚人
映画でカットされているので、知らない人も多いかもしれません。
コンセプトはディメンターとそっくりです。塚人は死骸や骨に憑依する悪霊で、同じく人の幸福感や生きる気力を奪い取ります。
現れると冷たい空気に包まれ、霧が立ち込めるなどの描写もよく似ています。
ハリポタと指輪物語の類似点キャラ:最強魔法使い2人
混乱しないで。ガンダルフとダンブルドア
2人の共通点をカンタンに説明しましょう。
長い白髭を生やし、ローブを着ていて、年寄りで賢く、魔法のパワーが最強。それがガンダルフとダンブルドアです。
では2人の違いを説明しましょう。
『ロード・オブ・ザ・リング』がガンダルフ!(左)
『ハリーポッター』がダンブルドア!(右)
『ロード・オブ・ザ・リング』がガンダルフ!
『ハリーポッター』がダンブルドア!!
もう覚えましたね?
ちょっと性格の違いを解説しましょうか。
ハリポタのダンブルドアは、ホグワーツ魔法学校の校長先生です。普段は茶目っ気のあるかわいいおじいちゃんで、冗談を言ったりもします。
一方、指輪物語のガンダルフは、結構こわいです。わりと感情的で声を荒げたりもします。普段は、一人で長旅に出かける放浪タフじいさまです。
もちろん怒らせれば、どっちもこわいです。どちらのじいさまも炎をぐおーってやります。強いです。
ハリポタと指輪物語の類似キャラ4:クリーチャー2人
悪役ゴラムといい妖精ドビー
映画のジャケットをチラ見したくらいなら一緒に見えるかもしれないゴラムとドビー。
両者とも見た目はずるむけ。ガリガリで目だけ大きく“ディズニーじゃない系の小人感”を醸し出しています。
なんで西洋のこびと妖精ってあんまり可愛くないんでしょうか。
でも、この2人は見た目が似ているだけで、役割は対照的です。
指輪物語のゴラムは、指輪をねらう悪役
その昔はフロドやサムと同じホビットでした。
でも、指輪に執着するあまり、生き永らえ、原型が分からないあのような姿になりました。
ゴラムは完全な悪ではないものの、どちらかと言うと敵キャラでしょう。
ハリポタのドビーは、いい妖精
屋敷しもべ妖精のドビーは、魔法族の召使いです。実は魔法力がかなり強いのですが、魔法界で虐げられています。
ドビーは完全な味方キャラで、ハリーとは強い友情で結ばれています。
見た目以外の共通点は、どちらも物語上かなり重要なポジションにあることです。
「人以外の生物の力を見くびってはいけない」とダンブルドアも言っていましたね。
ハリポタと指輪物語の類似キャラ5:番外編
ハリポタと指輪物語には他にも似ているキャラクターがたくさん出てきます。
- 巨大グモ
- トロール
- ドラゴン(ホビットの冒険とハリポタ)
- 死者の軍隊(指輪物語)と学校の鎧部隊(ハリポタ)
- ナズグルの黒い馬(指輪物語)とセストラル(ハリポタ)
- 木の髭(指輪物語)と暴れ柳(ハリポタ)
- 大鷲(指輪物語)と不死鳥フェニックス(ハリポタ) などなど
この辺りはファンタジー界の王道要素なので、2つの作品だけでなく、多くのファンタジー作品に共通していますね。
結論:ロード・オブ・ザ・リングとハリー・ポッターは似ているのか?
個人的には、よく間違われる点に関しては、そんなに似ていないかと思っていました。
例えば、今回挙げたもので言うなら「ガンダルフとダンブルドア」「ドビーとゴラム」辺りは、映像化された見た目が似ているだけで、キャラクターや役割は別物ですよね。
でも逆に、両方の原作を読んでみたら「あれ?こんなに共通点が……」と改めて感心したところもあります。
例えば、「ディメンターと塚人」は、原作を読んで似ていると気づきました。
文学少女だったJKローリングさんも、やっぱり指輪物語を小さい頃夢中になって読んだのかな、なんてしみじみ思いを馳せました。
『指輪物語』は1つの神話と言われているくらいです。もうこのレベルになると、ギリシャ神話とか御伽話とかシェイクスピアみたいなもので、人々の共通認識にまでなっています。
『ハリーポッター』もその域に到達しているでしょう。むしろ、今はハリーポッターの方が知っている人が多いかもしれません。
なので、似ているというよりは、魔法界の源泉が『指輪物語』と『ハリーポッター』にあるということなんでしょうね。
さてさて、そんなところで。
今回は『ハリーポッター』と『ロード・オブ・ザ・リング』に出てくる似たキャラクターについてまとめました!